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宮本武蔵も参戦!? 世界一稼ぐゲーム「王者栄耀」とは?

6/28(水) 12:00配信

日経トレンディネット

登場から1年半たっても衰えない人気

 いま中国で最も人気のスマートフォン用ゲームと言えば、騰訊(テンセント)の「王者栄耀」だ。2015年末にリリースされるや、そのまま同年度の「最高モバイルゲーム賞」を受賞、発売から1年半が経過した現在も口コミでユーザーの裾野を広げている。

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 その人気を受けて、「王者栄耀」対応を前面に打ち出したゲームコントローラーが登場しているほか、非公認のコスプレグッズやカードゲームなど、さまざまな関連グッズもよく見かける。

 ある調査によると、「王者栄耀」は今年5月の段階で“世界で最も稼いでいるアプリ”となっており、王者栄耀関連株が注目されているとのこと。実際、シンガポールを拠点にオンライン対戦ゲームを提供している「Garena Online」がライセンスを受けてタイをはじめとする東南アジアなど、中国国外への展開も進んでいる。

日本のキャラクターも参戦!?

 「王者栄耀」がどんなゲームかと言うと、1対1、3体3、5対5のチームに分かれたプレーヤーが敵軍陣地の最深部にある塔を破壊するという、マルチプレイヤー・オンライン・バトル・アリーナ(MOBA)というジャンルに分類される。

 プレーヤーが選択できるキャラクターは中国人になじみの深いキャラクターばかりで、「三国志」「項羽と劉邦(楚漢戦争)」「西遊記」などの登場人物に加えて、思想家の墨子、詩人の李白、唐代の女帝・武則天、チンギスハン、マルコ・ポーロ、宮本武蔵なども登場する。

 時代も国もごちゃごちゃなオールスターバトルだが、その中に「サムライスピリッツ」や「餓狼伝説」シリーズなど、日本製のゲームのキャラクターが交じっているのが面白い。

 プレーした時間や回数に伴って経験値やゲームコインがたまるシステムで、レベルが上がると、基礎体力が向上したり、戦闘を有利に進められる能力を身に付けられたりするようになっている。

初心者向けで課金もきつくない

 筆者も中国語版の「王者栄耀」をプレーしてみた。まずはチュートリアルに従って操作を学び、対コンピューター戦やチームプレーを体験しつつキャラクターを強化していく。中国語が分からなくても何とかなりそうなほど初心者にフレンドリーだ。

 しばらく遊んでみたが、オンライン対戦ゲームにありがちな、理不尽に強いキャラクターと出会うこともなく楽しめた。また利用した端末は低スペックだったが、スペック不足故のトラブルにも遭遇しなかった。ここ1年以内に発売されたスマートフォンなら問題なく遊べそうだ。ただし、1回のプレーが平均で10分以上かかる上に、常にデータ通信が要求されるため、それなりに腰を据えてかかる必要がある。

 リリースから1年半ほど経過しているので、このゲームについてのユーザーの感想は充実しているが、よくあるのは「パソコン向けのMOBAゲームに比べれば『王者栄耀』はシンプル。本格的に遊びたければパソコンゲームのほうがいい」というものだ。初心者にフレンドリーということで、ヘビーユーザーには物足りないだろう。

 とはいえ、登場するキャラクターも世界観も親しみやすく、MOBAの入門用としては取っ付きやすい。中国製のゲームは、かなりの課金をしないと楽しめないものも少なくないのだが、「王者栄耀」の場合、課金はキャラクターの購入とパワーアップのためで、課金なしでもそれなり楽しめるところもいいのかもしれない。