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1か月頑張ったギャラは? 若手ライターが直面する厳しい現実

6/29(木) 16:00配信

マネーポストWEB

 雑誌やウェブサイトなどに掲載される記事を執筆する「ライター」という仕事。かつては文系学生たちの憧れの職業のひとつともいわれていたが、最近では“儲からない不人気職業”になっている側面もあるいう。20代後半のフリーライターAさんが、自身の切実な状況を告白する。

「出版不況もあって制作費が削られているということに加え、ネットでは1文字1円くらいの安価でキュレーションサイトなどの仕事を請け負う主婦や学生が出てきたせいで、ライターのギャランティーはかなり下がっています。大手出版社からの仕事ならまだしも、下請けの編集プロダクション経由の仕事だとかなり厳しい。ほぼ1か月つきっきりに近い形で雑誌を1冊作って3万円ということも」

 そんなAさんだが、仕事自体はそれなりにあるという。

「ありがたいことにたくさん声をかけてもらうのですが、20代の若いライターがあまりいないのか、どこに行ってもいちばん下っ端で、小間使いのような仕事も多い。当然ギャラも少ないです」

 若いライターが少ないというのは、本当なのだろうか。40代前半のフリーライターBさんは、こう話す。

「たしかに、出版業界では『使える若いライターがいない』という話はよく出てきますね。単純にライター志望者があまりいないということもあるでしょうし、キュレーションサイトのライターのように、プロフェッショナルではない人が安いお金で仕事をしていることも影響していると思います。実際、私の周りのライターは30代後半から40代前半が多い。この世代がバリバリ仕事しているので、世代交代が進まないというのも、若いライターが出てこない原因なのかもしれません」

40代ベテラン「ライターとしての年収は250万円くらい」

 収入が少ないのは20代のライターだけではない。30代後半のフリーライターCさんは、ライター歴15年以上のベテランだが、ここ数年は年収がガクンと落ちているという。

「今は月収でいうと20万円ほど。ライターとしての年収は250万円くらいです。ピーク時は年収750万円くらいだったので、3分の1です。ギャラの単価は大して変わらないのですが、仕事のオファーが減っています。以前、よく仕事をしていた雑誌が次々と休刊していることがいちばんの原因だと思います」

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最終更新:6/29(木) 16:00
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