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「お返し」すべき? もう遅い? 迷ったときのマナー

6/29(木) 7:47配信

NIKKEI STYLE

 お祝いやお礼、手土産などをいただいたとき、「お返し」に迷うことがあります。ちょっとしたお返しだと、気になりながらも忙しさにかまけてそのまま、ということも……。遅くなってしまってもお返しはすべき? お返しが不要な場合は? マナーコンサルタントの西出ひろ子さんに聞きました。

■ちょっとした手土産のお返しは必要?

 一般に、何かをいただいたりお世話になったりしたときは「3日以内にお礼状を」と、「大人の評価が決まる『お礼のマナー』 意外なポイント」でご説明しました。しかし、何かと忙しかったり、体調の問題などで実際にはなかなか難しい場合もあるというのが、本音のところだと思います。
 さらに、一般的に「お祝い」をいただいた場合は「お返し」は通例ですが、ちょっとしたご厚意に対してはお返しをすべきか、するならどのようにと迷い、相談をされることもあります。
 例えば、子どものお友達が自宅に遊びにきた際、ちょっとしたお菓子を手土産に持ってきてくれたときは、こちらからも何かお返しをしたほうがいいのでしょうか。それとも、こちらはお子さんをお預かりしているのだから、お返しは必要ないのでしょうか。特に、相手のお母さんをそれほどよく知らない場合、どちらがいいのか迷うかもしれません。
 こういう場合はいつもマナーの原点に戻って考えてみればいいのです。相手との関係性にもよりますが、一般には何か手土産をいただいたら、ちょっとしたものでいいので「これをお母さんに渡してね」といってお返しをするのがよいと思います。ものは気持ちの表れと受け取られるので、目に見えるかたちで表現するのは大事なことです。もちろんこちらがお子さんを預かっているので、品物でのお返しはしなくても、いただいたものに対して最低限、お礼のひとことを電話かメールでその日のうちに伝えましょう。
 マナーは相手の立場に立つ思いやりですから、相手のお母さんの立場に立ってみて、自分だったらどうしてくれるとうれしいかなと想像してみてください。お友達のおうちでどうしているのか、どんなところで遊んでいるのかなど、気になりますよね。そこで、お礼のメールと一緒に「○○ちゃんは元気にこんなことをしていました」「うちの子とこんなふうに遊んでました」などと様子を伝えたり、写真を撮って送ってあげたりしたらきっとうれしく思ってくださるのではないでしょうか。また、このような写真付きだと子どもの表情もわかり、安心もしませんか。お返しも、相手の気持ちに対する感謝の表現です。それは、お金をかけて購入する品物でなくてもよいと思います。

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最終更新:6/29(木) 7:47
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