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英語話せなかったSAP日本社長 英語漬け「ブートキャンプ」で新卒選考はなぜ?

6/29(木) 7:47配信

NIKKEI STYLE

 「フォーブス・グローバル2000」企業の約9割が導入する、欧州ソフトウエア最大手の独SAP。日本法人は24年にわたり、継続的に新卒を採用してきた。社長の福田譲氏も、外資系大手にはめずらしい生え抜きだ。3年ほど前から、新卒の採用・育成方法を変更したという。SAPジャパンのアキレス美知子常務執行役員・人事本部長に聞いた。

■日本企業に飽き足らない若手を

 ――18年卒の採用予定人数を教えてください。
 「年によって違いますが、20人前後採用しています。17年は20人入社する予定です。人数は目標にせず、企業文化や求める資質に合っている人がどれだけ残るかで決めています。職種は営業とコンサルタントというSAPの製品を顧客に導入する際のプロフェッショナルの2つです。海外の大学を卒業して入社する人もいますし、原則は通年採用です」
 ――SAPが求める人物像は。
 「SAPが大切にしている『ハウ・ウィ・ラン(どのように過ごすか)』という価値観があります。『率直に話す』『約束を守る』『好奇心を持ち続ける』『違いを受け入れる』『周りの懸け橋になる』この5つです。これに沿って、その人のプロとしての価値観と、当社の価値観がどこまで一致するかを見ています」
 「『周りの懸け橋になる』という概念は、SAPが大事にしているものの一つです。大きな組織になると縦割りになりがちですが、自分の範囲の仕事ではなくとも一歩踏み出して周りを巻きこめる人を評価しています」
 「我々は20代の若手社員を『アーリータレント』と呼んでいます。日本の会社では一般的に、仕事を任せられるまでに時間がかかります。入社はしたものの、そのスピード感に飽き足らない人もいる。当社は、そういった自分の力でキャリアをつくっていきたい、意欲の高い人を求めています」
 ――面接ではどんな質問をするのですか。
 「『コンピテンシー・ベースト・インタビュー』という手法を使っています。過去の経験を質問し、そのときにどう対応したかを聞くと、その人が将来どのように働いていくのか、ある程度予測できます。具体的には、学生時代にどんなことがあったか、そのときどうしたのか、などを聞きます。たとえば、学生時代の経験から、その人のリーダーシップの発揮の仕方が分かり、リーダーとしての将来の素養が見えてきます」

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最終更新:6/29(木) 7:47
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