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薬の「飲み合わせ」は危険なことも 医師に服用薬を伝えよう

6/29(木) 16:00配信

NEWS ポストセブン

 歳を重ねるほど、どうしても薬を飲む機会も、その種類も増えていく。そうした日常生活に潜むリスクが「飲み合わせ」だ。

 飲み合わせにより薬の作用が増強したり減弱することは「相互作用」と呼ばれ、医薬品の「添付文書」に書き示されている。

 その一例が、頭痛薬などで処方される「ロキソプロフェン」(代表的な商品として『ロキソニン』がある)と躁うつ病などで処方される躁病薬「炭酸リチウム」の組み合わせだ。薬剤師の堀美智子氏が解説する。

「解熱鎮痛薬として幅広く処方されるロキソプロフェンやイブプロフェンなどは腎臓に負担をかけるため腎機能を低下させることがあります。この影響で腎臓からの排出が抑えられた炭酸リチウムの血中濃度が上がって、中毒症状になる可能性がある。

 実際に私の知る患者で、炭酸リチウム服用中に背中や腰の痛みを訴えて市販の痛み止めを服用し、意識がもうろうとして入院された方がいました」

 注意すべき飲み合わせが生まれやすいシーンはいくつかある。たとえば精神科系で処方される薬だ。駅前の心療内科やクリニックが普及して高齢うつなども増加したことで、精神科系の医療機関を受診する人は少なくない。

「その一方で、他科を受診した際に精神科の薬を服用していることを伝えない患者が少なくありません。そのため、他科の医師が飲み合わせを考慮できず、相互作用のある薬を処方することがある。

 たとえばうつ病で処方される『フルボキサミン』などは注意が必要です。この薬は代謝酵素CYPIA2の働きを阻害しますが、その酵素で代謝される睡眠薬・ラメルテオンと併用すると、ラメルテオンの血中濃度が上がりすぎて問題になります」(堀氏)

 もちろんこの2剤も併用禁忌とされるが、前述したように、患者の自己申告がなければ見過ごされる危険性がある。

 広範囲にわたって別の薬との飲み合わせに注意すべき薬もある。一例が「クラリスロマイシン」や「エリスロマイシン」など「マクロライド系の抗生物質」だ。

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