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『応仁の乱』よりもヤバくて面白い本がある!オナニー、日本人奴隷、原爆……隠された史実を暴く“日本史”本

6/29(木) 12:03配信

サイゾー

――中公新書から出された『応仁の乱』がバカみたいに売れている。日本史関連の書籍としては異例のことだというが、知られざる史実をつまびらかにしたような本当に面白い書籍は、ほかにもあるのではないか――。そんなヤバい“日本史”本15冊を、歴史学者や社会学者、ジャーナリスト、お笑い芸人らに紹介してもらった。

 2016年10月に刊行されて以来売れ続け、17年5月25日現在、37万部を超えるベストセラーとなった『応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱』(呉座勇一著/中公新書)。これは、お堅い歴史本としては異例の大ヒットである。しかも、人気の高い戦国時代(安土桃山時代)や江戸時代ではなく、地味な印象のある室町時代の、知名度こそ高いもののキャッチーな題材とは言いがたい「応仁の乱」を扱っていることも相まって、出版業界では村上春樹の『騎士団長殺し』(新潮社)を押さえ、17年上半期における最大の話題作になりそうな勢いなのだ。

 しかしながら一方で、これはベストセラーの宿命ともいえるが、「『応仁の乱』がなぜ売れているのか、わからない」といった声も少なくない。とりわけ日本史の研究者の間では、「学会では当たり前に語られていることが書かれているだけで、特に新鮮味はない」「読んだという周囲の研究者をひとりも知りません」「立ち読みして買わないタイプの本」「内容が優れているのではなく、編集やプロモーションがうまいのでは?」など、出版業界の盛り上がりに反して、その評価はかなり冷ややかなものである。もっとも、これは裏を返せば、研究者にとって「当たり前」のことが一般読者の関心を集めたということでもあり、その埋もれていたニーズを著者の呉座氏と版元である中公新書が見事に掘り当てたともいえるかもしれない。

 いずれにせよ、『応仁の乱』のヒットによって、にわかに歴史本に注目が集まるようになったのは事実ではないだろうか。加えて、近年はいわゆる“歴女”の存在感も大きい。そこで、サイゾー本誌もこうした流れにちゃっかり乗っかって、ここでは知られざる日本史のウラ側に迫った本たちを取り上げていきたい。次ページからは、「性」 、「日本人奴隷」、「教科書」、「戦後史」、「科学」という5つのテーマを設け、歴史学者や社会学者、ジャーナリスト、お笑い芸人らにそれぞれのお題に沿ったオススメ本を紹介してもらうとともに、その読みどころを語ってもらった。

(文/編集部)

最終更新:6/29(木) 12:03
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