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峯田和伸、“変なおじさん”役のモデルは○○だった!

6/30(金) 9:00配信

ザテレビジョン

放送中の連続テレビ小説「ひよっこ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)で、みね子(有村架純)の叔父・小祝宗男を演じる峯田和伸。パンク・ロック・バンド「銀杏BOYZ」のメンバーでありながら、2016年には「奇跡の人」(NHK BSプレミアム)で主演を務めるなど、俳優としても活躍している。

【写真を見る】「何だか、おかしな人ですね」。視聴者も共感した峯田和伸の登場シーン

そんな峯田が本作で演じる宗男は、登場して早々、増田明美から「何だか、おかしな人ですね。朝ドラには、変なおじさんがよく出てきますねえ、何ででしょうね」という独特過ぎるナレーションを付けられた“変わり者”だ。

「職業欄に『俳優』とは書けない」と話す峯田に、「ひよっこ」出演の感想や、峯田だからこそ描ける宗男像について聞いた。

──出演が決まった時の感想を教えてください。

すぐ親に電話しました。母には「うそばっかり言ってんじゃねえ」って言われましたね(笑)。去年のちょうど今ごろ、(「ひよっこ」と)同じ岡田(惠和)さん脚本の「奇跡の人」を撮影していたんですけど、その時には全く思ってもいなかったことなので、驚きました。

──どういう経緯でオファーがあったのですか?

台本ができる前に岡田さんから、「1960年代が舞台で、変わった役なんだけど(笑)。ビートルズが好きな人の役なんだ」というのを聞きました。それで、受けることにしましたね。

──岡田さんはよく、ラジオ「─今宵、ロックバーで~ドラマな人々の音楽談議~」でも銀杏BOYZの曲を流されていますが、普段から親交があるのですか?

そうですね。「奇跡の人」の時に、いろいろなお話をしてからです。僕も映画やドラマは好きですし、音楽とかサッカーとか、共通の話題で盛り上がります。

──「ひよっこ」に出演して、反響はありましたか?

僕、エゴサーチしないんですよね…。でも、電車に乗っている時に、50~60代の方に声を掛けられました。「見てるわよ。あんた、もっと(シーンに)出なさいよ」って言われましたね(笑)。僕が「出たい」って言って、出られるものじゃないのに(笑)。

──宗男の魅力は、どこでしょうか?

宗男は明るいですし、居るだけで面白い人です。でも、若いころに戦争体験があるという“裏打ち”があっての宗男の生き方なので、演じがいがありますね。

──宗男が「変なおじさん」と表現されることはどう思いますか?

「やったぁ!」という感じですね。僕ではなく宗男さんなので、話題になるのだったら何と言われても(笑)。

──「ひよっこ」が描く1960年代を、峯田さんはどう捉えていますか?

僕は1977年生まれなんですけど、祖父が宗男の2歳下くらいなんですよね。だから、祖父のことを思い出すようにしています。

──では、宗男のモデルはおじいさんなのですか?

そうですね。実家から、祖父が若かったころの写真を送ってもらったんですけど、その写真でバイクに乗っているんです。びっくりしました! それから、祖父はエレキギターも弾いていたんですよね。本当に宗男みたいなんですよ(笑)。

──宗男の父・茂役の古谷一行さんとの共演はいかがですか?

古谷さんは、息子さん(降谷建志)もミュージシャンなんですよね。(降谷と)イベントでよくご一緒しているので、そういう接点の話をしました。古谷さんは、せりふがない時の表情がたまらないです。

それから、木村佳乃さんと古谷さんがいらっしゃる時の空気って、すごいですよ。その中で、僕がアホなことをペラペラしゃべっているわけですから。顔の右側から汗が、左側から涙が出てきそうになります(笑)。

あと、宮本信子さんと白石加代子さんとは「奇跡の人」でも共演しているので、ほっとしますね。「一緒に切り抜けてきた人」という感じがするんです。

──宗男の妻・滋子役の山崎静代さんとの共演はいかがですか?

山崎さんとは初めてお会いしたんですけど、(あるシーンの撮影中に)ずっと涙を浮かべていて、すごい方だなと思いました。宗男と滋子は、ほほ笑ましい夫婦ですよね。

──宗男は、ビートルズの来日を機に勢いで上京します。峯田さんはビートルズに、思い入れはありますか?

ビートルズは親が好きだったんです。だから、物心ついた時からずっと、親の寝室にはビートルズのアルバムジャケットがありました。家でもずっと流れていましたから、ビートルズの音楽が今までで一番聴いているんじゃないかな? だから、今回の宗男の設定はうれしいですし、不思議な感じもしますね。

ビートルズはもう、音とか歌詞がどうのっていうことじゃないんですよ。居てくれるだけでありがたい存在です。銀杏BOYZとかいろんなロック・バンドがいますけど、全員解散してビートルズだけになったとしてもいいんじゃないかな(笑)。宇宙人が来て「地球にはどんなロックがあるんだ?」って聞かれたら、間違いなくビートルズを教えますよね。

──音楽活動と俳優活動で、意識的に分けていることはありますか?

誤解を恐れずに言うと、音楽をやっている場所は、人に迷惑を掛けてもいい場所だと思っているんです。僕が全部、責任をかぶれるので。でも、みんなで作っているお芝居の仕事では、迷惑を掛けちゃいけないですから。1回、リハーサルに遅れちゃったんですけど…。

──では、最後に峯田さん流の“役作り”を教えてください。

自分は、弁護士役のような堅い役はできないと思うので。これなら演じられるなと思ったものを、お仕事として受けているんです。いろんな役をこなせる人は、たぶん職業欄に「俳優」って書くと思うんですよね。でも、僕は区役所に行っても「歌手」って書きますから(笑)。だから、お芝居はなるべく自然にやろうと思っていますね。

台本を読んでいてグッとくるんですけど、その時点でもう、どう演じてほしいかが脚本に書いてあると思うんです。だからそれに忠実に、ということを意識しています。岡田さんは「峯田だったらこう言うだろう」というのを、考えて書かれているのかも知れないですね。

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