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早くも楽天VSソフトバンクの天王山! 日ハム・大谷はファームで先発か【パ展望第20節】

6/30(金) 13:00配信

ベースボールチャンネル

 プロ野球は30日から第20節に入る。パ・リーグは、首位・東北楽天ゴールデンイーグルスと、ゲーム差0.5に迫る2位・福岡ソフトバンクホークスの直接対決となる。ここまでは楽天優勢だが、本拠地で首位を死守できるか。それとも交流戦から波に乗るソフトバンクが追い上げるか。

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■楽天対SBの直接対決、順位に変動は?

 1位・楽天 ― 2位・ソフトバンク Koboパーク宮城 5勝3敗

 首位・楽天が本拠地に2位ソフトバンクを迎える。まだ気は早いが天王山の3連戦となる。楽天が5勝3敗で勝ち越しているが、ソフトバンクはこれまでの劣勢を跳ね返したい。

 楽天の初戦先発は安樂智大がマウンドに上がる。これまでも梨田監督はカード頭にエース級を当ててこなかったが、ここでも思い切った策できた。安樂は1軍に昇格して3戦目、ここから本当の力が発揮される。当面、今季のライバルと目されるソフトバンクが相手だけに本人も気合が入っているはずだ。今季初勝利をあげたい。

 2戦目は美馬学、3戦目は岸孝之と盤石の態勢で臨む。防御率1位の美馬は安定感が光る。岸は西武時代からソフトバンクに立ちはだかって来た。心強い2人だ。

 打線は茂木栄五郎の代役で1番に島内宏明が入っている。28日のオリックス戦では貴重な2点本塁打を放った。2番のペゲーロが好調で、銀次、岡島豪郎の状態もいい。粘り強さが出てきており、劣勢になっても簡単にはやられない打線になっている。ソフトバンクの投手陣を最後には打ち崩したい。

 ソフトバンクは強力な投手陣で首位奪取を狙う。初戦の先発が前回登板の西武戦で完封勝利を挙げた東浜巨。2戦目がおそらく千賀滉大で、3戦目がバンデンハークになるだろう。先陣を切る東浜はシンカーのキレとカーブの使い分けが上手い。ストレートも低めにうまくコントロールされている。左重視の楽天打線に対して、どう球種を散らしていくかが鍵になる。

 千賀はけがからの復帰となる。万全を期しての登板だけに、首脳陣の期待も高いはずだ。バンデンハークは前回登板で5失点を喫した。相手の足を気にし過ぎたが、楽天はそうかき回してくるチームではないため心配はなさそうだ。

 打線は前節から内川聖一とデスパイネが復帰。勝負強い2人はここ一番で必ず仕事をしてくれる。柳田悠岐と松田宣浩の調子もよく、高田知季、川島慶三、今宮健太らが上手くつなぐ。ユーティリティな活躍ができる川崎宗則がベンチに控えているのも大きい。接戦が予測されるこの3連戦では貴重な戦力となるはずだ。


■初戦はエース菊池VSルーキー山岡

 3位・西武 ― 4位・オリックス  メットライフドーム 3勝5敗

 上を追いかける3位西武と、下からくらいついてくるオリックスとの3連戦だ。首位攻防戦の間に、差を縮めたいというのが本音だろう。オリックスはCSを狙っていくためにも、ここは負けられない。

 西武は初戦先発に菊池雄星が上がる。前回登板のソフトバンク戦では今季初めてKOされた。その反省を踏まえてしっかりゲームを作りたい。前回は少ない球数で降板しているだけに、体調は万全なはずだ。

2戦目は十亀剣、3戦目はウルフか。十亀は徐々に調子を上げてきた。安定感が光るウルフは体力面にやや課題を残すものの、ゴロを打たせてリズムを作りたい。

 打線は首位打者に繰り上がった秋山翔吾が好調をキープ。しかし、全般的にはやや疲れが見えるのが正直なところだ。本塁打だけではない得点力を見込めてきただけに、何とか足で打開したい。森慎二コーチが急逝し、選手はメンタルコントロールがそう容易ではない。一生懸命にプレーすることで、少しずつ前進してもらいたい。

 オリックスは前節、勝ちゲームを引き分けにして、2戦目は惜敗。どう気を取り直すか。初戦は、西武戦2回目の先発となる山岡泰輔。前回は敗戦投手になり、リベンジの舞台としたいところだ。社会人のルーキー、源田壮亮とのマッチアップは楽しみだ。

2戦目は松葉貴大、3戦目は順当なら西勇輝だが、ディクソンを当ててくるとの情報だ。松葉、ディクソンともに西武を得意にしているだけに、指揮官の期待もありそうだ。

 打線はロメロが復帰してからずっと好調をキープしている。小谷野栄一や、前節に楽天・則本昂大から本塁打を放ったT-岡田など充実している。本来は顔になるはずの安達了一と西野真弘に元気がないが、武田健吾や大城滉二が台頭し、チームの底上げを図っている。ズルズルとBクラスに低迷することがないようにしたい。


■日ハムは連敗脱出なるか、大谷はファームで先発復帰へ

 6位・ロッテ - 5位・日本ハム ZOZOマリンスタジアム 2勝7敗

 少し状態をあげてきたロッテと5連敗中の日本ハムとの対戦だ。ロッテは大きく負け越している相手だけに、少しでも巻き返しておきたいところだ。日本ハムは踏ん張れるか。

 ロッテの初戦先発はエースの涌井秀章が上がる。前回登板は7回3失点とゲームを作り勝利を挙げた。自身にもチームにも勢いをもたらすため、連勝と行きたい。2戦目の唐川侑己は前回登板で復調の兆しを見せた。勝利という形で示したい。3戦目の石川歩は今季2勝目を挙げたいところだ。

 打線は、不調の波が停滞しなくなってきた。角中勝也が好調をキープし、加藤翔平、三木亮ら伸び悩む若手に少しずつ光が見えてきている。主軸を打つパラデスとペーニャに長打を期待し、勝負所は鈴木大地の一打で試合を決めたい。井口資仁が引退を発表してから初めてのホームでの試合となる。いいゲームにしたい。

 日本ハムは、初戦の先発に有原航平を立てている。2試合連続で中5日の登板となるが、しっかりゲームメークしたい。復帰してから2戦とも好投を続けている。エース涌井との対決で良い自信になる登板にしたい。

2戦目以降は流動的になるが、中村勝、斎藤佑樹、村田透あたりか。ファームでは1日に大谷翔平が先発との情報だ。

 打線は前日の試合では完封負けを喫したが、悲観するほどの内容ではない。西川遥輝の出塁率が高く、主軸のバットも振れてきた。田中賢介の復調も大きい。中田翔を4番に戻し、田中をあげてもいいくらいだ。下位打線の石井一成、中島卓也に当たりが出てくれば、得点力はもっとあがるはずだ。選手の入れ替えも含めて打開したい。


氏原英明

ベースボールチャンネル編集部