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『モテキ』から『ユーリ!!!』まで 久保ミツロウ20年目の初個展レポート

6/30(金) 21:11配信

KAI-YOU.net

『3.3.7ビョーシ!!』や『モテキ』などで知られる漫画家・久保ミツロウさん初の原画展「久保ミツロウ展」が、7月1日(土)から17日(月・祝)まで、東京・秋葉原のアキバCOギャラリーで開催される。

【デビュー当初の作品から『ユーリ!!! on ICE』まで、会場の様子】

会場ではデビュー当初の女性誌時代の作品から、少年誌に活動の舞台を移し、「久保ミツロウ」としてスタートを切った『3.3.7ビョーシ!!』以降の作品まで、生原稿やカラーイラストなどを年代順に展示。久保さん自身の年表とともに各作品を振り返る。

原案・脚本原案・キャラクター原案として参加した、TVアニメ『ユーリ!!! on ICE』の等身大撮影スポットや、CDジャケット、アーティストとのコラボグッズなど、画業20年で手がけた様々なイラストも登場する。

“生原稿を見るタイミングとしては最後”とご本人が語る本展。今回は前日に行われた内覧会の模様をレポートする。

1993年の初投稿原稿から『モテキ』『アゲイン!!』まで

エントランスに登場するのは、画業の始まりとも言うべき『なかよし』への初投稿原稿と、少女向けコミック誌『mimi』に掲載されたデビュー作『しあわせ5はん』の原画。その下に書かれたパーソナルな年表は、久保さん直筆によるものだ。

続いて、少年誌デビュー作である『3.3.7ビョーシ!!』から、『トッキュー!!』『モテキ』『アゲイン!!』の原画やキャラクターイラストが並ぶ。海上保安庁を舞台にした『トッキュー』からは、資料として使われたヘルメットや、海上保安庁から贈られた盾なども展示されている。

ドラマ化・映画化とヒットした『モテキ』。展示されている連載開始時の原画を見た瞬間、当時の胸の高鳴りを思い出さずにはいられなかった。原画に添えられた印象的なせりふも、シーンの脳内再生に一役買っている。

キャラクター7人が並ぶユーリの等身大パネルも

近年、漫画家としてだけでなく活躍の場が広がっている。中でも大ヒットしたTVアニメ『ユーリ!!! on ICE』では、原案と脚本原案、キャラクター原案を担当。各キャラクターの初期設定が記されたメモには、現在の呼び名が異なるキャラクターが存在しており、制作の裏側を垣間見ることができる。

また、左からピチット・チュラノン、クリストフ・ジャコメッティ、ヴィクトル・ニキフォロフ、勝生勇利、ユーリ・プリセツキー、オタベック・アルティン、JJことジャン・ジャック・ルロワと並んだ等身大パネルは、会場屈指のフォトスポットだ。

アニメ制作への参加に加え、漫画以外のイラスト制作やTV出演までもこなし、マルチな才能を発揮している久保さん。会場では、それらをアナザーワークスとして紹介。

冠番組である「久保みねヒャダ こじらせナイト」のキャラクター・はっちゃんの人形や、出演した「笑っていいとも!」のタモリさんのイラスト、岡村靖幸さんや小出祐介さんらアーティストとのコラボ企画などが展示され、画業にとどまらない久保さんのすべてを味わえる。

入口に展示された「ごあいさつ」の中で、「『アゲイン!!』の途中からデジタル作業の背景や仕上げが増えた」という久保さん。『ユーリ!!! on ICE』のときにはすべてデジタルで描いたため、キャラクター原案のメモ以外の原画が存在しない。

会場は、写真撮影はOK。「生原稿を見てもらうには今が最後のタイミング」(久保さん)であるこのイベント、ぜひ会場に足を運んでほしい。

(C)久保ミツロウ (C)久保ミツロウ・小森陽一 (C)久保ミツロウ/講談社 (C)せつ町民会/ユーリ!!! on ICE 製作委員会 (C)フジテレビ「久保みねヒャダこじらせナイト」

恩田雄多

最終更新:6/30(金) 21:11
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