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走り出しの良さを重視。速くはないが「普通に使えるエコカー」【新型ミラ・イース公道試乗】

6/30(金) 11:33配信

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2011年9月に発売された初代ダイハツ・ミラ・イース。「第3のエコカー」というコピーを掲げ、当時のガソリンエンジン車として最高となる30.0km/Lというカタログ燃費に加え、80万円を切る価格設定で、日常の足、セカンド、サードカー需要を取り込んできました。

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ほぼ同時期である2011年11月に登場したスズキのアルト・エコと熾烈な燃費競争を繰り広げ、それが他メーカー、ひいては軽自動車全体に飛び火。それまで、軽自動車の燃費は今ひとつ、という状況からリッターカーと同等以上のカタログ燃費を実現したという功績を残しました。



一方で、0.1km/L刻みで激化する燃費競争は、三菱自動車(日産のOEM含む)の燃費不正問題などの遠因になったのではないでしょうか。

さて、ユーザーはこうした「燃費スペシャル軽自動車」についてどう評価しているのでしょう。



イニシャル、ランニングコストを抑えるという重要な役割は不変ながらも、燃費を重視しすぎるあまりに「走りについても高めて欲しい」、ダウンサイザーからは「今のクルマよりも装備や質感が落ちるのは嫌」、「安全性も重要」と言った声が多いそうです。



そういった声に応え、新型「ミラ・イース」は、カタログ燃費は先代後期の最高値35.2km/Lから不変としながら、走り出しの良さを重視。実際に街中から高速道路まで速さはないものの、「遅いな」とストレスを覚えることは皆無でした。



車両全体で80kgの軽量化が果たされただけあって、先代でも十分に軽かったボディがより軽快なのも印象的。街中で使う分には「これで必要十分」と実感させてくれる動力性能で、高速道路も法定速度内であればパワー感も納得できる範囲といえそう。



とはいえ高速道路では、100km/h手前からやや音・振動ともに大きめで、直進安定性ももう少しといったところです。しかし、高い動的質感をこの価格帯に求めるのは酷。毎日のアシとして使うには十分な性能、質感が確保されています。



(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

最終更新:6/30(金) 11:33
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