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佐藤浩市、「父・三國連太郎」と「息子」を語る 映画「花戦さ」インタビュー

6/30(金) 8:01配信

デイリー新潮

■映画「花戦さ」公開記念 佐藤浩市が語る「三國連太郎」と「利休」の因縁(下)

 現在公開中の映画「花戦さ」で佐藤浩市(56)が演じるのは、千利休。かつて父・三國連太郎(享年90)が演じ、1989年公開の「利休」で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞に輝いた役柄である。前回、佐藤は「僕の中で作ろうと思っていた利休が、三國と同じイメージだった」エピソードを語った。

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〈実の父を語る際にも「三國」との言葉が口を衝いて出てしまうように、2人の関係には曰く言い難いものがある。三國は妻との間に佐藤をもうけたが、故あってその後、2人と離別。以来、父子の“関係”はさまざまに語られてきた。唯一の共演作「美味しんぼ」の記者会見でも目すら合わせなかったことは知られている。この4月で、その三國が亡くなって4年になった。〉

「亡くなった今となっては、もう何本か一緒にやってみても良かったなと思うのは、正直なところです。彼(=三國)の出演作品も見ることがあります。『飢餓海峡』『怪談』とか、『新選組』。三國の『新選組』の芹沢鴨の解釈は、『ただの暴れん坊ではない』というもの。僕自身その捉え方は正しいと思っていて、NHK大河で『新選組!』をやった時には、それを強調した鴨役で出演しました。

 まだ役者として出始めの頃、共演者に『この前お父さんによろしくって言われたよ』と声をかけられた時は、妙な気持ちになりましたね。手助けはしてもらわなくても、存在自体が手助けですから、我々は『二世』という総称で語られてしまう。だから三國に会った時に『そういうことを人に言わないでくれ!』と言ったら『そんなこと言ってもなぁ、一緒に仕事をする人とわかったら、親としては言わざるをえないだろ』と言っていました。

 今となっては、僕はその両方の気持ちがわかるんです。自分の息子について、共演者に後で『ありがとう』『お世話になりました』とは言うと思いますが、事前に『よろしく』と言うかどうかは、僕も正直わからない……」

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最終更新:6/30(金) 8:01
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