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東京の表玄関・東京駅 「住みたい街・9位」だが住む現実味は?

7/1(土) 11:30配信

マネーポストWEB

 街を行く人に尋ねてみれば、きっと誰しも住んでみたい街があるはず。けれども理想と現実には、得てして大きな差があるものだ。憧れのあの街は果たして本当に素敵な街なのか? まったくノーマークだけど、実は住みやすい街は? 今回は、SUUMOが行った「住みたい街ランキング 2017」で9位にランクインした「東京」(東京都千代田区)について、ライターの金子則男氏が解説する。

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 日本の首都・東京の表玄関にして日本の鉄道の中心が「東京駅」。以前、「住みたい街ランキング 2017」3位の「横浜駅」を紹介した際も同様の指摘をさせていただきましたが、おそらく「東京」と回答した人の多くは、東京一帯を広く捉えて答えた可能性が高いものと思われます。

 それはさておき、実際問題として、東京駅周辺に“通う”のはともかく“住む”というのはリアリティがあるのでしょうか。

 結論から言えば、「解釈の仕方によってはアリ」という答えになると思います。まず丸の内口方面は、丸ビルや新丸ビル、丸の内オアゾなど、三菱地所が手がけたビルや、日本を代表する大企業の本店がずらりで、住むための物件は見当たりません。徒歩で15分程度の神田錦町や内神田まで視野を広げれば物件はありますが、神田、淡路町、小川町など、最寄り駅は別の駅になり、「東京駅」というよりは「神田エリア」です。

 一方、八重洲口方面には辛うじてですが物件があります。具体的には、証券取引所でおなじみの日本橋兜町、八丁堀、日本橋茅場町といった住所なら、物件を見つけることが可能です。ただしこちらも八丁堀、茅場町、日本橋、宝町など、別の最寄り駅が存在するだけに、「東京駅周辺に住みたい」という主旨に合致するかは微妙です。

 実際に不動産情報サイトに掲載されている物件を見ると、ほとんどがワンルームないしは1Kで、家賃は8万~12万円といったところ。となると可能性としては、「独身」「仕事場が東京駅近辺」「手取りで月30万円以上」「頻繁に出張がある」「通勤ラッシュを避けたい」「家に帰ったら寝るだけ」といった条件を、少なくとも3つは満たす人なら、検討してみる価値があるのではないでしょうか。ただし、このあたりに住むとなると、日常の買い物はコンビニに多くを委ねることになるので、そのあたりはご承知おき下さい。

最終更新:7/1(土) 13:17
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