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小沢一郎氏「悪い子供が改憲の火遊びしてる」と日本を不安視

7/1(土) 16:00配信

NEWS ポストセブン

 従来の自民党の憲法改正草案と全く違う独自の私案(※注)を読売新聞で発表した安倍晋三・首相は、国会を閉じると早速、自民党内に改憲手続きを進めるよう号令をかけた。

【※注/5月3日付の読売新聞に掲載されたインタビューで、安倍晋三首相は「憲法改正2020年施行目標」を掲げ、現行憲法9条の1項、2項を残しつつ「自衛隊の存在を記述する」とした。2012年の野党時代に作成された自民党憲法草案には「国防軍を保持」などと明記されており、大幅に異なる内容となっている。】

 憲法改正論議がいよいよ本格化するが、国民の間に奇妙な現象が起きている。安倍首相こそが“正統な改憲論者”とされ、その方針に反対する政治家は改憲論者でも「改正反対派」「護憲派」のレッテルを貼られる。野党第一党の民進党が「安倍首相の手による憲法改正には反対」という非論理的姿勢で議論を拒否していることもその風潮に拍車をかけている。

 20年前から改憲試案を世に問うてきた小沢一郎氏は、この改憲論議をどうとらえているのか。政治ジャーナリストの武冨薫氏がインタビューした。

──安倍首相同様、あなたも「占領下に制定された憲法は無効である」と主張していた。

小沢:そう、法律論から言えば無効です。民法にも、強制下で結んだ契約は無効だとはっきり書いてある。これは万国共通の考え方だ。

 そうではあるけれども、現憲法は明治憲法の改正手続きに則って行なわれ、国会で承認されてから70年が経つ。国民にも定着しているから、時間をかけて議論して不都合な箇所を修正していけばいいと考えている。

 安倍さんが占領下に定めた憲法だから駄目だと改憲をいうなら、改正ではなく、破棄すると言うべきです。党首討論でそう質問したら、安倍さんは「いや、いいところはいいんです」と。論理的に憲法を理解している人じゃないから、全く理屈が通らない。

──では、政治家にとって憲法改正はどんな意味を持つのか。

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