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証券取引等監視委から「招聘」ーー 野村HDの社外取締役に批判噴出(選択出版)

7/1(土) 9:30配信

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 社外取締役に、証券取引等監視委員会の委員を務めていた公認会計士、園マリ氏を招聘した野村ホールディングス(HD)の人事に「軽挙」「理解不能」と批判や疑念の声が噴出している。園氏が証券取引等監視委の委員に就任したのは二〇一三年で、それ以前は新日本監査法人に所属。証券取引等監視委の委員就任に先立ち新日本監査法人を辞したとはいえ、そもそも同監査法人は野村HDを長らく監査してきたからだ。
 しかも、証券取引等監視委は野村をはじめ証券会社を検査するとともに、処分を下す監督官庁だ。その組織の委員を務めた人物を委員退任から半年足らずのタイミングで社外取締役に招聘する癒着のような人事は「官僚の天下りよりもたちが悪い」(証券業界筋)。一方、証券取引等監視委はこの人事に対してダンマリを決め込んでいるが、園氏が監視委に就任していた間の内部の評価は「決して高くはなかった」と監視委関係者は明かす。
 にもかかわらず、なぜ野村HDは園氏を社外取締役に招いたのか。あまりにも見え見えであるがゆえに、監視委や金融庁との関係では「百害あって一利なし」との見方も。この人事は、野村HD経営陣の判断能力の低下を象徴しているのかもしれない。

選択出版(株)

最終更新:7/1(土) 9:30
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