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ベンダー提供の「プログラマティック研修」、需要高まる:アドビ、クアントキャスト、Googleの事例

7/1(土) 8:10配信

DIGIDAY[日本版]

つい先日、木曜の朝、インターネット調査企業クアントキャスト(Quantcast)のニューヨーク支社にある会議室で、プライベートなプログラマティックワークショップが開催された。そこには記者、マーケティングマネージャー、広報担当幹部ら10人ほどが集まった。講師を務める同社のグローバルクライアントおよび販売研修担当シニアマネージャー、クレア・ハンソン氏が、プログラマティックに詳しいかどうかを尋ねたところ、集まった参加者は互いに顔を見合わせ、大半が「ほとんど何も知らない」と答えた。

アドテクは複雑かつ、急速に進化している。ブランドがプログラマティックを管理する傾向が進んでいることから、こうした教育プログラムへの需要が増しているのだ。マーケターは、社内で研修を実施するのに十分なアドテクに関する専門知識をもっていないため、アドテクベンダーを招いたプログラマティック研修でそのギャップを埋めようとしている。その結果、アドビシステムズ(Adobe Systems)やGoogle、クアントキャストなどはいずれも、顧客に必要な予備知識を提供する教育的取り組みへの投資を増やしている。

アドビの取り組み

アドビのプログラマティック研修担当チームは現在、カリフォルニア州エメリービル、シカゴ、シンガポール、日本、フランス、ロンドン、カナダにフルタイムの従業員5人と地域担当トレーナー8人を配置。同社のアドトレーニング責任者であるミシェル・チェン氏によると、2年前は、フルタイムの従業員は3人しかおらず、地域担当トレーナーはいなかったという。

同チームがアドビの顧客に無料で提供しているプログラマティック研修は、以下の3種類だ。25のコースを揃える3日間の短期集中トレーニングでは、化粧品会社ロレアル(L’Oreal)や保険会社オールステート(Allstate)といった顧客向けに、プログラマティックの基本(たとえば、「ビューアビリティ」のような専門用語)を指導。シカゴとニューヨーク市で実施する追加プログラムでは、「アドビアドバタイジングクラウド(Adobe Advertising Cloud)」を詳しく解説。さらに、特定の顧客(ロレアルなど)にカスタマイズした企業内での研修カリキュラムがある。通常は20人ほどが各セッションに参加している。

「一部の顧客は、当社のプログラマティックプログラムを新人研修に組み込んでいる。我々にとって適切なアプローチなのは明らかだ」と、チェン氏は語る。ブランド各社には、エージェンシーが提携しているアドテクベンダーの運営方法を学ぶ気運が高まっていると、チェン氏は見ている。「研修を実施したブランドの多くは、エージェンシーと一緒に参加していた」。

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