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「不安の10秒06」 今季世界31位、ボルトは“有終のV”でスパイクを脱げるのか

7/1(土) 10:28配信

THE ANSWER

8月世界選手権前哨戦は「とりとめもない」タイム…英メディア「不安見せた」

 8月4日に開幕する陸上の世界選手権(ロンドン)を最後に現役引退を表明しているウサイン・ボルト(ジャマイカ)。前哨戦の「ゴールデンスパイク」(チェコ)で100メートルを制したが、世界記録9秒58を持つ人類最速男の優勝タイムは10秒06。英公共放送「BBC」はボルトの優勝を伝えるとともに、コンディション面の不安、そして、ライバルの充実ぶりを伝えている。

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 背中の痛みを抱え、“スロー調整”が続いていたボルト。チェコのオストラバで行われたゴールデンスパイクには勝ったものの、タイムは10秒06にとどまった。この記録は、先の日本選手権で優勝を飾ったサニブラウン・ハキーム(東京陸協)の10秒05に及ばず、BBCによれば今季の100メートルのタイムは31位で、同局は「とりとめのないものだ」と表現している。

 記事では、ボルトのレース後の仕草について「彼はフィニッシュラインを越えた際、少し不安を見せた。しかし、彼自身の“別れのパーティー”でホスト、ゲストという2つの役割を担うため、不安を振り払った」と表現した。

 レース後、ボルトは何百人もの観衆からサインを求められ、それに応じるスーパースターぶりを発揮したが、21日にダイヤモンドリーグ・モナコ大会を控えるなか、パフォーマンス面では万全の状態ではないことを記している。

ガトリンら実力派が好調、さらにグラッセら若手の台頭で…

 一方で、ボルトと長年しのぎを削ってきたライバルや若手の調整は順調のようだ。

 2015年の世界選手権(北京)で100、200メートルともにボルトに敗れて2位だったジャスティン・ガトリン(アメリカ)は、6月の全米選手権で9秒95をマーク。同じくアメリカの21歳・クリスチャン・コールマンが6月のNCAA選手権で9秒82、またボルトの母国からもヨハン・ブレークがジャマイカ選手権で9秒90のタイムを叩き出した。

 BBCは、2016年のリオデジャネイロ五輪でボルトと並走して話題となったアンドレ・デ・グラッセ(カナダ)、地元イギリスのネサニエル・ミッチェル・ブレークなど、各国で若手が次々と台頭していることも報道している。

 直近の10年間、“世界最速の男”として名を轟かせてきたボルト。ラストランが刻一刻と近づくなか、世界陸上で最後の花道を飾れるのか、それとも世代交代の波にのまれてスパイクを脱ぐのか――。注目度は日に日に高まっている。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:7/1(土) 10:28
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