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「トップスタンダード」で世界に驚きを― リーチマイケル「僕が選手に言ったこと」

7/1(土) 21:56配信

THE ANSWER

6月の日本代表テストマッチ3試合を1勝2敗…復帰の主将が感じた「課題」

 ラグビー日本代表は6月にテストマッチを3試合を行い、1勝2敗で終えた。2年後に迫ったW杯日本大会に向け、フィフティーンは何を掴んだのか。「3試合で一つずつ、課題が出てきた」と語ったのは、主将のリーチマイケルだ。

【画像】ラグビーワールドカップ 2019 日本大会 プール組分け

 初の大会3勝を挙げ、旋風を巻き起こした15年W杯イングランド大会。当時、主将として戦った男が2年ぶりに桜のジャージーに袖を通した。メンバーは入れ替わり、若返りも進んでいる。24日の世界ランク3位のアイルランド戦に敗戦後、リーチは「ラグビーの原点は戦うこと」と述べた上で3試合を総括した。

「フィジカリティ、ブレイクダウンの部分はよくできたと思う。感じたのは世界トップ3のメンタルのタフさ。今までのチームは50分でギブアップするが、アイルランドは最後の最後まで暑さにもよく耐えていた」

 この日の試合、アイルランドはアウェー、しかも暑さの中、闘争心をむき出しにして向かってきた。結果、日本は13-35で完敗した。リーチは手応えを感じる一方、明確な課題も口にした。

「ファイトして戦う気持ちはよくできていた。戦術面をもうもっと磨けばいい戦いができると思う。やろうとしていることは間違っていない。しかし、ゲームの中でどういうオプションを使うかが足りていない。ゲームアンダースタンディング(理解力)を高めないと」

「僕が選手に言ったこと」…リーチマイケルが目指す「トップスタンダード」

 気持ちでは対等に戦えても、体の大きさで上回る相手には技術で対抗するしかない。若いチームにとって、戦術面の理解度を高めることが課題になると考えている。

 しかし、戦術面を克服すれば万事解決かというと、そういうわけでもない。リーチが「これから変えないといけないと思うことは……」と言った言葉に、今後の日本の成長にとって最も重要なヒントが隠されていた。

「一人一人のスタンダード、メンタリティー。今回、経験した差を一人一人がどう感じて埋めていくのか」

 代表チームは解散。サンウルブズ、トップリーグや大学の各チームに散らばり、それぞれのチームで新たなシーズンに備える。

「僕が選手に言ったことは『これから一人一人、違うところに行くけど、今までやってきたこと(のレベル)を上げないといけない。一人一人のスタンダードが上がれば、チームのスタンダードが上がる』ということ。一人一人が責任をもって、トップスタンダードにならないといけない。今日はいいテストができたと思う」

 世界トップ3との対戦で得た経験を持ち帰り、それぞれのカテゴリーで意識を高く持ち、進化を目指していく。「一人一人のスタンダード」の向上が2年後に歓喜を味わい、笑顔で終えるための近道となるのだろう。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:7/2(日) 16:05
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