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ARとVRのいいとこ取りの「MR」って何?

7/1(土) 13:10配信

@DIME

流行りのVRを体験してみて、「わずらわしいヘッドセットがなければもっといいのに」と思ったことはないだろうか?

フランスのアート・テクノロジー集団Theorizが公開した実験的なMR(ミックス・リアリティ=複合現実)動画『RnD test 002』は、ヘッドセットなしでVRの没入感を体験できる斬新な作品だ。

MRとは、完全なる仮想空間に没入するVR(仮想現実)と、現実世界にCGを重ね合せるAR(拡張現実)を統合する技術と言われている。現実世界の中で3Dホログラムを操作できるマイクロソフトの『ホロレンズ』の登場で、注目度急上昇中だ。

3D映像を立体や建造物に投射するプロジェクション・マッピングは広くみられるようになったが、Theorizの作品は、さらにモーショントラッキングを組み合わせ、人の動きに合わせて3D映像もリアルタイムに変化するインタラクションが新しい。

現実と仮想の境界がわからなくなるような、目覚めたまま夢を見ているような没入感は説得力抜群だ。

特殊効果は、Theorizが独自に開発したトラッキングシステム『Augmenta』とHTC ViveのVRトラッキング技術を駆使したもの。動画はリアルタイムに撮影され、編集で手を加えたものではない、と念を押している。

開発者や技術者、ビジュアルアーティストが、アートとテクノロジーの融合による美の創造、クリエイティブな体験の創造を目指すTheorizは、VRから動画制作、ロボット工学まで、挑戦的なプロジェクトを数多く手がけている。

ダンサーの動きとプロジェクション・マッピングをシンクロさせたり、モーショントラッキングと映像、サウンドを組み合わせたインタラクティブ・インスタレーションを展示するなど、アートな企画がほとんど。ゲームやエンタメ施設などに商業展開しても面白そうだが、あくまでもアート志向の方針はブレないようだ。

「今のところは、システムと創造性をサービスとして提供している。 ソフトウェアとハードウェアも開発しており、商品化の可能性はあるかもしれないが、優先事項ではない」と、Theorizの共同設立者兼アーティストのDavid-Alexandre Chanel氏は米メディアDigital Trendsに語っている。

今回のMR動画は研究開発のテスト段階のもので、もうじき続編も出るとのこと。さらにパワーアップした作品を期待しよう。

文/三崎由美子

@DIME編集部

最終更新:7/1(土) 13:10
@DIME

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