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笑顔を貫いた小林麻耶の思いとは?

7/1(土) 20:00配信

ダ・ヴィンチニュース

 小林麻耶と聞いて、読者はどんなイメージを抱くだろうか。私も個人的に色々な印象を持ち合わせていたが、『まや道 向かい風でも笑顔の理由』(小林麻耶/小学館)を読んで、なんだか彼女を応援したくなった。世間にあまり知られていない彼女の過去、そして彼女の思いが本書に書かれていたのだ。その内容をほんの少しだけご紹介したい。

 小林麻耶さんが初めてテレビに出たのが21歳の頃。『恋のから騒ぎ』という番組に1年間出演し、彼女はテレビの世界に魅了される。それからアナウンサーを志望し、2003年にTBSのアナウンサーになった。入社してからは『日立 世界ふしぎ発見!』『王様のブランチ』『輝く!日本レコード大賞』などの番組を担当し、華々しいアナウンサー生活を送る。これが我々視聴者からの視点だ。これだけ華やかだと、妬みを持つ者は当然いるし、悪意のあるウワサが流れても、そのまま信じてしまうだろう。

 しかし「女子アナ」という職業は過酷でもある。彼女たちはたまたまテレビに映る仕事をしているだけで、実際は会社員と変わらない。電車に乗って通勤するし、事務仕事もこなす。担当番組が増えてくると、月の休みが3日間だけのときもあったそうだ。立ち仕事が多いので体の負担も大きく、ふくらはぎの激痛に耐えながら収録に臨んだときもあれば、目の下のクマが消えずにコンシーラーを爆買いした時期もあった。

 それでも番組の役に立つため、みんなから認めてもらうため仕事に励み、本来の自分を押し殺して担当番組に合わせたキャラクターを演じたという。彼女はこれを「勘違いの努力」と本書で記している。そのせいで自分を見失ってしまった時期もあったそうだ。

 挙句の果てに、週刊誌では「5股をしている」と報道され、女性として一番大切な20代を、彼女は恋愛を封印して過ごした。本書に書かれていることが事実ならば、彼女は周りや視聴者から認めてもらうため必死に努力をした結果、ぶりっ子という烙印を押され、いわれもないウワサを流され続けた。それでも必死でアナウンサーという仕事をやり続けているということだ。とんでもない精神力と努力家の印象を受ける。

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