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ドゥテルテ政権1周年 “雲隠れ5日間”の真相は…

7/1(土) 5:57配信

デイリー新潮

 ドゥテルテ大統領(72)は、その間にいったいどこで何をしていたのだろうか──。

「未だ動静不明なままなのが、6月12日から16日の5日間。とくに12日はフィリピンの独立記念日で、大事な式典に大統領が出席しないのは異例なことでした」

 と在マニラの邦人記者は言う。もっとも姿を消したのがこの日だけなら、納得できる理由はあった。

「ご存じのように、南部ミンダナオ島のマラウィ市ではイスラム過激派と国軍の激しい戦闘が今も続いています。しかし、大統領は“独立記念日までには解決する”と豪語していましたから、バツが悪くて欠席したのだと思われたのです」

 だが、翌日、翌々日も居場所さえ分からない。やっと15日に大統領府報道官が「疲れがたまって静養中。だが病気ではない」と発表。しかし6月末の政権1周年を前に重病説はより強まった。

「強面で知られる人物ですが、心臓に持病があるという噂は前から根強いのです」

 と話すのは、東南アジアの社会や政治に詳しい獨協大学の竹田いさみ教授。

 だが、17日にマラウィ掃討戦の現場からも近い陸軍のブトゥアン駐屯地に突如登場。当然、記者からは「手術などはしていないのですか」と質問が飛んだが、「割礼をしたよ」とドゥテルテ節で怪気炎。病気説も燻るが、最後に残るのがクーデター危惧の雲隠れ説。

「現地では、この可能性を指摘する人が少なからずいます。軍の一部に親中派の大統領への不満があるのは確か。軍も一枚岩ではありませんからね」(同)

 何をするか分からない大統領と、何が起こるか分からない国なのだった。

「週刊新潮」2017年6月29日号 掲載

新潮社

最終更新:7/19(水) 17:34
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