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杉田祐一、「最高のテニス」で歴史的初V 遅咲きの28歳が「本気」の次なる“野望”

7/2(日) 10:27配信

THE ANSWER

松岡、錦織に続く日本人3人目のツアーV「本当に誇り」…原動力は「フェデラー」?

 男子テニス世界ランク66位の杉田祐一(三菱電機)が、今年から新設されたアンタルヤ・オープン決勝で同62位のアドリアン・マナリノ(フランス)を6-1、7-6で撃破。松岡修造、錦織圭に続く、日本人男子シングルス史上3人目のATPワールドツアー制覇を達成した。杉田は快挙の原動力に意外なレジェンドの名前を挙げる一方、今季残りで「本気で狙いたい」目標を明かした。ATP公式サイトが伝えている。

【動画】芝生に倒れ込み、歓喜の“大の字”…「テニスTV」が速報した杉田の感極まる“歴史的初V”の瞬間

 遅咲きの28歳は1時間29分の死闘で、一気に「ユウイチ・スギタ」の名を世界に知らしめた。優勝の瞬間をATP公式中継サイト「テニスTV」公式ツイッターが動画付きで速報。杉田は大の字になって芝にあおむけになって倒れ込み、両手で顔を押さえて、感極まった様子を見せていた。

「第1回優勝者にスポットライト ユウイチ・スギタ」と報じたATP公式サイトでは、シドニー国際のジレ・ミュラー(ルクセンブルク)、メンフィス・オープンのライアン・ハリソン(米国)、ハッサン2世グランプリのボルナ・コリッチ(クロアチア)に続く今季4人目のツアー初優勝選手に輝いたことを記述。さらに「彼は日本人としてシュウゾウ・マツオカ、ケイ・ニシコリに続くツアー史上3人目の優勝者となった」と伝えている。

 記事では、杉田の喜びの声を一問一答形式で紹介している。

 優勝すれば、日本人3人目のツアー優勝者になることを聞いていたという28歳は「これは最高です。自分は最高のテニスができました。今日のプレーには本当に誇りに思います」と喜びを表現した。

 さらに、この優勝により世界ランキング50位以内が確実となったことを受け、今季の残りの目標を問われると、次なる“野望”を高らかに宣言した。

「今は自信がある。そこを本気で狙いたい」…杉田が明かした次なる“野望”とは

「できればグランドスラムでのシード権(世界ランク32位)を狙いたいですね。そのためにもう少し頑張る必要があります。でも、今は自信があります。そこを本気で狙いたいですね」

 質問はテニス選手としてのパーソナルな部分に及んだ。憧れの選手を聞かれ、「ロジャー・フェデラーです」と答えた。

「先週、彼と対戦しましたが、最高の経験でした。だからこそ、今週すごくいいプレーができたのかもしれません」と杉田。直前のドイツのゲリー・ウェバー・オープンにラッキールーザーとして本戦に出場。芝の王者、フェデラーと1回戦で対戦し、3-6、1-6でストレート負けを喫したが、幼少時から憧れていたテニス史上最高の名手と対戦したことが、原動力となったようだ。

 さらに、芝が一番のお気に入りのサーフェスであることを明かした杉田は、暑さについても「日本では夏はここと同じぐらいとても湿度が高いのです。このコンディションは自分にとって有利でした。それでも、まだとてもハイレベルの相手と対戦しなければいけないので、体調を準備しておくことが大事でした」と語っている。

 一日にして、世界の注目の的となった杉田。次なる目標は世界ランク32位以内上昇、そしてグランドスラムシード権獲得へ――。06年にプロデビューした28歳。ゆっくりと、でも着実に進めてきた歩みを、止めることはない。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:7/2(日) 11:28
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