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体さえ持てば......錦織圭にウインブルドンのベスト8が見えてくる

7/2(日) 18:00配信

webスポルティーバ

 錦織圭は3年連続で、フィジカル問題を抱えてのウインブルドン入りとなった。

 6月22 日に、前哨戦のATPハレ大会2回戦で、腰を痛めて試合を途中棄権していた。突発的なケガの原因について「わからない」と、錦織は釈然としない表情を見せた。

【写真】レジェンドたちが錦織に苦言

 実はハレでは3年連続の棄権だった。2015年大会では、準々決勝で左ふくらはぎを痛めて棄権。2016年大会では、1回戦で左わき腹の腹筋を痛めて2回戦を棄権した。

 今年の棄権後、しばらく動けなかったという錦織は回復に努め、練習を再開したのは6月27日から。ゆっくり調整してきたが、幸い今のところ痛みによって動きが鈍るということはなく、テニスのプレー内容は決して悪くない。

「ほぼ治ってきている。多少の不安はもちろんありますけど、大丈夫だと思います」と、錦織は実戦に耐え得るプレーレベルであることを強調した。

 現地での練習を見守ったマイケル・チャンコーチが「よくなってきているので、あと数日で準備は整うと思う。フィジカルはとてもいい方向に向かっている」と語れば、ダンテ・ボッティーニコーチも「1時間の練習でも問題なかったので、あとは試合でもフルでプレーできるといいね」と1回戦に間に合うことを確信していた。

 ただし、錦織が背中から腰にかけてテーピングをしてのプレーであったことは指摘しておかなければならない。グラス(天然芝)コートでの試合では、プレー中にアクシデントで足が滑って転倒してしまうことがよくあるが、錦織は細心の注意を払って、突発的な痛みを再発させないようにしなければならない。

 今回のウインブルドンで錦織(ATPランキング9位、6月26日付、以下同)は第9シードになったが、グランドスラムで上位8シードに入れなかったのは、2014年のUS(全米)オープン以来となる。

「やっぱり8シード以内にいたい気持ちはあります。8シードから外れると、若干不安というか、ドロー運にもよってしまう。なるべく優位に進めるには、8位以内に入っておかないといけない。でも、第9シードでも戦うしかない。置かれた状況で頑張るしかない」

 そして、錦織は大会ドローのトップハーフに入り、1回戦の対戦相手はマルコ・チェッキナート(105位・イタリア)で、初対決となる。

「片手バックでフラットも打てる。どちらかというと、クレーコーター(クレーが得意な選手)ぽいイメージがある。僕もコーチも、そんなに直接見ていない。情報を集めながら、試合中に試行錯誤しなければいけない部分はあると思う」

 こう語る錦織が勝ち上がると、2回戦では、ジュリアン・ベネトー(81位、フランス)と予選勝者のセルゲイ・スタコフスキ(122位、ウクライナ)の勝者と対戦する。ベネトーとの対戦成績は錦織の4勝1敗で、スタコフスキとは錦織の0勝2敗だ。

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