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『山岸ですがなにか』主役・太賀「俺という俳優をイジり倒された作品」 自身のゆとりエピソードも

7/2(日) 16:58配信

リアルサウンド

 本日7月2日からオンライン動画配信サービスHuluにて配信をスタートする『ゆとりですがなにか』のスピンオフドラマ『山岸ですがなにか』。本作で主演を務める、山岸ひろむ役の太賀が、囲み取材に答えた。

『山岸ですがなにか』特別動画

 本作は、『ゆとりですががなにか』にて会社を辞めた先輩・正和を引き継ぎ、エリアマネージャーと居酒屋『鳥の民』の店長を兼ねる多忙な日々を過ごす山岸ひろむの恋模様を描く、ラブコメディー。宮藤官九郎が、本家『ゆとりですがなにか』に続き脚本を担当する。

 昨年のドラマの放送以来、山岸に戻るにはなかなか時間がかかったという太賀。「当時の感覚を取り戻すのが難しくて、毎回汗だくになっていました」と苦戦したことを明かした。太賀は、山岸が「僕を引っ張ってくれた役」と語り、「初めて台本を読んだ時、“とんでもねぇやつだな”という印象だったんですが、理解して演じていくうちに、近いかもって思う部分もありました。宮藤さんは、そんな自分を見据えてこの脚本を書かれているんだなと思うと、本質を見抜かれている気がして、ちょっとこわく感じたりもしました(笑)」と自身と山岸の共通点について説明した。

 『ゆとりですががなにか』放送当時、周囲からどんな反響があったのかという記者からの質問に「根本的には面白がってくれていたとは思うんですが、どこに行って何を発言しても、イラつかれるようになりました。シリアスな話しをしていても、そんなつもり全くないのに『うわ、山岸でたー!』って反応されることがあったり、朝現場に行く時に、ニコニコして『おはようございます』っていうだけでプロデューサーに『ムカつく』って言われたり(笑)山岸のせいで信じてもらえない日々が続きました」と山岸のキャラクターが印象強く根付いてしまっていることを笑いまじりに話した。

 山岸を演じるに当たり、モデルとなった後輩の存在を尋ねられた太賀は「後輩にいたんですよ。具体的なところでいうと、本人が言葉を放ってるトーンと場のトーンが合ってないないのに関係なく喋り続けるとか、ずっとニタニタしていたりするところとか。厚顔無恥と言いますか。本人に、『山岸って役はお前からヒントもらったんだよね』と伝えたら、全く理解してなかったですけどね」と明かした。

 『ゆとりですががなにか』でも、数々の名言を残してきた山岸。本作の中で、お気に入りのセリフを尋ねられた太賀が「『Hulu(フールー)』のことを『フルウ』って言い続けるシーンがあって、その短い言葉の中にものすごいインパクトと破壊力があるなと思って。見終わったあとも、尾を引く感じはありますね(笑)」と語った。

 また、本作で山岸としてどのようにラブシーンに挑んだかという記者からの質問に太賀は「思いっきりラブに振った方が面白いぞとい考えていたので、なんとか山岸なりの愛情表現をしたかったのですが、僕も笑いながら演じてしまったり、一筋縄ではいかない愛情表現というか難しかったです。やりがいはありました」と振り返る。彼女役として共演した佐津川愛美について「山岸という存在にあぐら書いてたなと思ってて、佐津川さんがあまりにも面白いから、山岸が山岸たる存在感が無くなってしまうと焦った部分も時々ありました。助けられた部分もあって、2人の芝居のコミュニケーションで、相乗効果が生まれて、今回形できたんじゃないかと思います」と述べていた。

 本作では、山岸がゆとり世代の一人として取材を受け、その話を元にドラマが制作されていくというストーリーを描いており、山岸をモデルにした俳優に“菅田将暉”の名が上がる場面も。そのシーンについて太賀は「僕も台本を読んで、嘘だろって思いましたね。俺という俳優をイジり倒されているなと感じました(笑)。菅田将暉の部分はすぐ、菅田くんに連絡したら『さすがやなぁ』みたいな反応でしたよ」と語った。

 また、太賀自身のゆとりエピソードを尋ねられると、本作のプロデューサーを務める枝見洋子プロデューサーが「山岸とは違うけど、自分が冗談を言った時に周りの反応がないとすごくそれに対して敏感になる」と暴露。すると太賀は「それは俺の気が弱いのがバレちゃうやつ(笑)人の空気を読む人生だったので」とコメントし、「遅刻した時とかに、謝りはするんですけど、遅刻してませんよ的な空気は出したりしてますね」と明かすなどして、会場が賑やかな笑いに包まれた。

大和田茉椰

最終更新:7/3(月) 15:04
リアルサウンド