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ロールス・ロイスの真価問う14億円の高級車

7/2(日) 6:00配信

東洋経済オンライン

■1台14億円のクルマとはどんなクルマなのか

 14億円の工業製品。何の価格かといえば1台のクルマだ。希少性の高いクラシックカーに付いた値段ではない。新車の話である。

14億円もの値がつく「スウェプテイル」の外観や内装など

 5月27日、イタリア北部コモ湖に面する豪華ホテル、ヴィラ・デステの庭園には世界中から選ばれた、熱狂的なクルマ好きの富裕層が集まった。1929年に始まった世界最古の歴史を持つ自動車のコンクールイベントである。世界各国から厳選されたクラシックカー51台が庭園の中に並び、その希少さや、ヒストリー、そしてクルマの状態などが審査され、各種の賞典が与えられる。

 このイベントは1999年以来、BMWのクラシック部門である、BMWグループクラシックがスポンサーとなって開催されている。BMWはコンクールの運営に関しては黒子の立場を貫いているが、グループ内各社のプロモーションは当然として行われる。

 今年はBMW8シリーズのニューモデルとして市販化が近いとされる「コンセプト8」 が当イベントで発表された。かつての新車発表の場といえばモーターショーであったが、いまや、特にラグジュアリーカーに関していえば、有望な顧客が目の前に居るイベントで発表されるケースが増えている。

 さらにサプライズがあった。ラグジュアリーカーの頂点とも言うべきロールス・ロイスのニューモデル「スウェプテイル」がこの場でデビューしたのだ。実はロールス・ロイスは今、BMWグループに属している。ちなみに混乱しそうだが、もう一方の超高級車の雄ともいえるベントレーはVWグループに属する。

 「このクルマは私たちの特別な顧客の為に作りました」。ロールス・ロイス・モーター・カーズCEOのトルステン・ミュラー・エトヴェシュが述べるように、このクルマは普通のロールス・ロイスではない。顧客の注文に応じて限定の1台がつくられるワンオフカーなのだ。「コーチビルド・モデル」とも呼ばれる。

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