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夏のボーナス、REITも一考 割安で平均利回り4%弱

7/3(月) 7:47配信

NIKKEI STYLE

 間もなくボーナス。預金に置いておいても、相変わらずの低金利下、ATM手数料ほどの利息も付かない。株式は日経平均株価が2万円前後という高値圏にあるのが気になる……。そんな「投資はしたいが、値下がりリスクは限定したい」人は、資産分散先の1つとして不動産投資信託(REIT)という選択肢を、考えてもいいタイミングかもしれない。
 REITとは、投資家から集めた資金を使って不動産を購入し、そこから得た家賃収入や売却益を投資家に分配する金融商品だ。不動産価格や家賃が上がれば、REITを運営する投資法人の収入が増え、そのほとんどを投資家に還元する仕組み。要は、ごく限られた割合とはいえ大家さんになるイメージだ。
 不動産投資は少なくとも数百万円以上の資金が必要だが、REITは株価に相当する投資口価格分の予算から始められる。現在、東証に上場するREITは58銘柄。投資口価格は約5万~60万円の間だ。

■安定的に配当

 REIT市場全体の値動きを示す、日経平均株価に相当するような指標が東証REIT指数。今年の値動きをみると、1月初めを高値に下落基調にあり、今月14日には一時、年初来安値を下回る1725.30を付けた。年初からは約7%下げた水準。5%上昇している株価とは対照的な軌跡だ。不動産市況が頭打ちし、賃料収入が伸び悩むのではとの見方が背景にある。
 では投資に良くないタイミングかというと、そうでもない。基本的にREITは値上がり益よりも、分配金収入というインカムゲイン狙いに適した商品だからだ。株の配当は多くても年2回だが、REITは年4回、分配金を支払うものもある。その分配金の平均利回りは足元で3.92%。東証1部の予想配当利回り(1.67%)を上回る。価格が下がっている時に買えば、利回りは逆に高くなる。東京都のAさん(39歳)は「多少価格は上下しても、安定的に配当が出るから安心」と、REIT投資を始めた。

 では、実際の銘柄選びは何を基準に行うか。みずほ証券の石沢卓志・市場情報戦略部上級研究員は「商品特性と配当利回り、さらに格付けとNAV倍率」を挙げる。
 商品特性とは投資する不動産の種類の違い。一般的なのはオフィスビルを投資対象にするものだが、商業施設や住宅、物流施設など、それぞれのREITが対象にするものが違う。最近はホテルや温泉、介護施設などバラエティーも増えた。不動産の用途を限定しない「総合型」もある。

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最終更新:7/3(月) 7:47
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