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3Kバトルの公明vs共産 年初から非難合戦白熱していた

7/3(月) 11:00配信

NEWS ポストセブン

 都議選の告示目前の6月21日、公明党広報の公式ツイッターがこんな投稿で“宣戦布告”した。

〈3つのKでわかる 共産党ってどんな党?
汚い! 実績横取りのハイエナ政党
危険! オウムと同じ公安の調査対象
北朝鮮! 「危険ない」と的外れな発言〉

 前日付の公明新聞の内容をまとめ直したもので、〈公安調査庁のHPには、共産党は『各地で殺人事件や騒乱事件などを引き起こしました』〉とあるなどと解説するイラストも載せる念の入りようだ。山口那津男代表のソフトなイメージとは正反対の過激な表現に、支持母体の創価学会員の中からさえも「党のアカウントが乗っ取られたのか?」と心配の声が上がったほどだ。

 当然、共産党側は22日、「事実無根というだけでなく、極めて下品で低レベルだ」(小池晃書記局長)と応酬。さらには、党の広報用ツイッターでの〈3Kでわかる共産党(公式版)〉と題した投稿で反撃に出た。共産党の真の3Kは、〈キレイ!〉〈キレキレ!〉〈クナンケイゲン!(国民の苦難軽減が党をつくった原点)〉だというが、急ごしらえだったのか無理矢理感は否めない。

 ネット上ではいきなりの罵り合いに見えたが、機関紙では今年に入って非難合戦が白熱していた。1月28日付の公明新聞は、共産党を「私立高校無償化」の実績を横取りしようとする“ハイエナ”と呼び、〈狡猾なアピールをした〉と批判。負けじと共産党は赤旗(5月16日付)で、〈公明党による「共産党の『実績横取り』」攻撃は、制度拡充の経過と事実に照らせば“ウソ”〉と反撃した。

 こうした対立が都議選で先鋭化。告示後は公明新聞(2017年6月27日付)が選挙のQ&A記事で築地市場移転問題について、〈Q:共産は「移転中止」を訴えているが?〉〈A:たとえ議席を伸ばしても不可能〉と切り捨てれば、同日付の赤旗は、中野区の浦野さとみ候補の選挙運動を報じた記事で、〈公明は共産党攻撃をエスカレートさせ、「浦野落とし」の作戦で浮上を狙っています〉と批判したのだ。

※週刊ポスト2017年7月14日号