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JR線標高最高地点を走る絶景路線に観光列車「HIGH RAIL 1375」がこの夏デビュー!

7/3(月) 6:40配信

@DIME

 車窓に八ヶ岳や甲斐駒ケ岳を映しながら、JR線標高最高地点を走る絶景路線、JR東日本小海線に2017年7月1日新しい「のってたのしい列車」が登場する。

 山梨県小淵沢駅と長野県小諸駅を結ぶ小海線は、JR駅標高トップ10のうち9駅もある高原路線。これからのシーズンは爽やかな風が心地よく、また夜には満天の星空が広がり、多くの観光客で賑わう人気路線だ。そんな小海線に新しい観光列車「HIGH RAIL 1375」がこの夏デビュー! 車両のコンセプトは「天空にいちばん近い列車」。これはJR線で最も標高が高く「空」に近い路線ということに由来している。ちなみに車両名の「1375」は清里駅と野辺山駅間にあるJR線最高地点の標高1375mを表している。

 今回デビューする「HIGH RAIL 1375」は、既存のディーゼル車をリノベーションして誕生した2両編成。エクステリアは金属風の質感をベースに小海線の夜空や車窓に流れる高原・八ヶ岳の山々をモチーフにデザインされ、車体側面には大きなロゴマークが目を引くデザインになっている。

 一方、インテリアは1号車と2号車で異なっており、1号車はグループ客に最適なBOXシートに、車窓をより楽しめるように窓に向けて座席を配置した2人向けのペアシートと1人向けのシングルシートを配置し、様々なニーズに応えている。車端部には物販スペースも設置され、沿線のおみやげはもちろん、この列車のオリジナルグッズも各種用意されている。2号車は特急列車のようなリクライニングシートが並び、その奥には書棚を円形状に配置し、天文関連書籍を楽しむことのできるフリースペース「ギャラリーHIGTRAIL」を設置。コンパクトながらどこか「自分だけのとっておきの書斎」、といった雰囲気を持つこちらのスペース、天井にはプラネタリウムのように星空が映し出され、ギャラリー内の照明を消せば車内にいながら満天の星空を楽しむことができる。

 さて、この「HIGH RAIL 1375」はただ乗るだけでなく、運転される時間ごとに異なった楽しみ方ができるのも大きな特徴の一つ。小淵沢を10時30分に発車し、小諸に12時31分に着く「HIGH RAIL 1号」は、事前に予約すれば車内でオリジナルブランチを楽しむことができる。こちらのオリジナルブランチを監修したのは農林水産省「料理マスターズ」でシルバー賞を受賞した小海線沿線の佐久市で創作料理の店「職人館」を営む館主北沢正和氏が担当。地場産の素材とフレッシュな高原野菜にこだわった、これまでの列車内での食事とは少し異なったメニューが提供される。

 続いて折り返しとなる小諸14時22分発小淵沢16時54分着の「HIGH RAIL 2号」では、同じく事前予約でオリジナルスイーツを味わえる。こちらでは「日本三大ケーキのまち」と呼ばれる佐久市で地元産の農産物にこだわる老舗菓子店「有限会社和泉屋菓子店」のスイーツを楽しめる。

 ここまでは日中の運行便だが、ユニークなのがこの列車、観光列車ではあまりない夜間の列車も設定されているのだ。沿線は空気も澄む高原ということで晴れた夜は星空が非常に美しい。そこで小淵沢18時20分発小諸21時51分着の「HIGH RAIL 星空号」という夜間便が設定されている。この列車は途中JR線国内最高標高駅である野辺山駅で1時間ほど停車し、星空案内人による星空観察会が行われる。天文学者が選ぶ「日本で一番綺麗な星空ベスト3」に選ばれた町で美しい夜空を堪能するのも素敵な思い出となるだろう。なお、野辺山付近は夏でも夜になると肌寒いので暖かい服装で出かけるのがオススメ。ちなみに終着小諸の手前の停車駅である佐久平は北陸新幹線の停車駅なので、「HIGH RAIL 星空号」に乗ってもその日のうちに東京方面、長野方面ともに帰ることができる。

「HIGH RAIL 1375」は全席指定席の臨時快速列車として運転され、土休日を中心に夏休みなどは特定日を除いて毎日運行予定。運転日はウェブサイトや時刻表で確認できる。乗車には乗車券のほか、各列車に指定された座席指定券(おとな820円こども410円。みどりの窓口等で発売)が必要。1号のブランチ、2号のスイーツ、星空号のオリジナルグッズ、特製弁当付きのプランはJR東日本のびゅうプラザ、主な旅行会社でおとな1名を含む2名以上から申し込み可能。1号のブランチと星空号のオリジナルグッズ、特製弁当コースは小淵沢駅~佐久平駅でおとな4400円、2号のスイーツコースは小淵沢駅~佐久平駅でおとな3400円。

取材・文・撮影/村上悠太

@DIME編集部

最終更新:7/3(月) 6:40
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