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更年期、おんなは「夏に老ける」!?漢方的、夏の過ごし方とは?

7/3(月) 11:50配信

OurAge

「“老ける”とは、ただ年をとることではありません。20代でも30代でも老けている人がいます。反対に70代でも、80代でも老けいてない人もいます。“老化”とはなにか違うニュアンス、だと思いませんか?」と話すのは、漢方薬剤師・漢方ライフクリエーターの樫出恒代さん。

その原因は夏にある!?ヒントは漢方の古典医書「素問(そもん)」に書かれているという。
曰く「夏は『生長』といわれ、草木や野菜などが成長し、万物が茂り、花咲き乱れ、陽気が最高潮に達する時期。太陽が沈むと寝て、日の出と共に起きるように。日中が長いが、イライラせず、のびのびすごす。適当に運動して1日一回は必ず発汗するように。気分的にも発散するような気持ちでいるとよい。もし、陽気を発散しないと、身体の中に熱がこもり、身体全体が熱くなる。すると、冷房や冷飲を欲するようになり、秋になると必ず下痢をしたり、風邪をひいたりする」

つまり、夏は太陽のエネルギーをもらい、発汗し、のびのびと気持ちも発散し、冷房や冷たいものはなるべく避けていればバッチリなのだが…。それを怠ると、夏の終わりに老けた自分に気づくというわけだ。

「老けた自分とは、肌がカサカサ、髪がパサパサ、覇気がなくなったり、気合いが入らずぐんにゃりしたり。ふと鏡を見たら、すっかり老けた自分にギョギョギョ!とならないためにも、今から夏養生しましょう」と樫出さん。

◎早起きする。太陽のエネルギーは1日を充実して過ごすための大切なスイッチ。

◎冷房の冷えに気をつける。お腹を触ってみて冷たい、と感じたら内臓冷えになっているかも。胃腸の疲れは、全身の疲れ。そして肌の疲れに。乾燥、シワ、たるみにつながる。

◎心と体の風通しをよくする。暑いからとエアコンのきいた部屋の中にこもらずに、夏こそ発散。いつもは行かないところにあえて出かけて新しい発見を。朝晩の涼しい時には、のんびり散歩を楽しんで、気の流れをスムーズに。心に新鮮な風が吹かないと老けやすくなる。

●紫外線、●蒸し暑さのストレス、●不眠、●大量のアルコールは避ける。また栄養をつけるためにといって、●煮込み料理やこってりしたものは食べないように。

「火を通すことは殺菌効果もあり、胃腸も冷やさずよいことですが、もつや牛すじなど時間をかけて煮る煮込み料理は、中に熱がこもります。暑い中それを食べると、熱いものを処理するために胃腸に負担をかけることになります」と樫出さん。逆に、薬味(シソ・生姜・みょうが・ゴマ)などをたくさん用いた料理はおすすめとのこと。薬味は胃腸の働きを活発にし、消化能力をあげてくれる。

漢方薬は症状にあわせていろいろあるが、樫出さんお気に入りのベースの漢方は、クマ笹エキス。夏の疲れ、口内炎、胃腸の働きをアップ。粘膜を丈夫にし、肌のトラブルにもいい。また、夏の冷房は心底冷えるので、「レストランやホテルに出かける際には、バッグに貼るカイロをしのばせることをおすすめ」とのこと。

いよいよ夏本番。だからこそ、老けない自分であるために養生しよう!

※漢方薬については、漢方専門の医師や漢方薬剤師に相談のうえ、服用のこと。

最終更新:7/3(月) 11:50
OurAge