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福島の児童へ「思い切り遊べる夏」を届けるNPO

7/3(月) 13:11配信

オルタナ

「社会貢献」という言葉が頻繁に聞かれる昨今ですが、あなたにとって「社会貢献」とは何ですか? インドネシアで、東日本大震災後は被災地で、子どもたちの夢と笑顔を守るための活動を続けながら、「『困っている人がいたら助ける』ことが、当たり前に浸透した社会」を目指し、「身近な社会貢献」を発信するNPOを紹介します。(JAMMIN=山本 めぐみ)

昔は皆、「助け合い」の中で生きてきた

NPO法人みんな地球の子どもじゃん(東京・新宿)理事の木村一雄(きむら・かずお)さん(54)は11年前、訪れたインドネシアで学校に通えないストリートチルドレンを目の当たりにしました。

「話を聞くと、学校に通いたくても通うための手段がないと。それなら、送迎の手段がなくて学校へ通えない子どもたちに僕たちがスクールバスを届けようと任意団体を立ち上げたのが、活動の始まり」と話します。

木村さん自身、近所付き合いの中で、助け合いながら育ってきた世代。「目の前に困っている人がいるのに何もしない」こということに違和感があったのだと言います。

「等身大の支援」の大切さを実感した被災地

もともと音楽好きだった木村さん。ミュージシャンや絵描きなどのアーティストも加わり、2012年、インドネシア・バリ島の恵まれない子どもやハンディキャップを持つ子どもたちのための学校「YPAC」に、無事にバスを届けました。

その準備に追われていた時、日本では東日本大震災が発生。居ても立っても居られずに現地入りした木村さんは、自分の気持ちとは裏腹に、何もできない無力さに落ち込みました。

しかし、被災した人たちと触れ合う中で「自分に何かができる」という思い上がりではなく「自分で何をするのか」、「等身大の支援」の大切さを実感したのだと言います。

当時、奥さんのお腹に新しい命を授かっていた木村さん。「原発の問題が出てきて、調べれば調べるほど、生まれてくる子どものことが不安になった。福島に住んでいる人たちも、守るべき家族を抱え、同じ不安を感じているのではないかと思った」。

そして、福島のラジオで呼びかけ、自ら窓口となって福島の子どもたちとその家族を、受け入れを表明していた北海道に避難させる活動を開始したのです。

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最終更新:7/3(月) 13:11
オルタナ

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