ここから本文です

TOKIO 長瀬智也とV6 森田剛、ドラマ出演への期待 対照的な役柄で迎える“キャリアの節目”

7/3(月) 7:00配信

リアルサウンド

 7月3日に『関口宏の東京フレンドパーク2017 7月ドラマ大集合SP!!』(TBS系)が、オンエアされる。日曜劇場『ごめん、愛してる』、火曜ドラマ『カンナさーん!』、金曜ドラマ『ハロー張りネズミ』と、7月からスタートする3作品のキャスト陣が集結する3時間スペシャル。なかでも注目を集めるのは、TOKIO長瀬智也とV6森田剛の共演だ。

 TOKIOとV6といえば、かつてKinKi Kidsを含めた期間限定のスペシャルユニットJ-FRIENDSを結成していた仲。先日、『テレ東音楽祭2017』(テレビ東京系)では、体調不良のKinKi Kids堂本剛の代打として、長瀬が堂本光一と歌ったことも記憶に新しい。とっさの対応に、今も変わらぬ絆を感じさせた。そんなJ-FRIENDSのなかでは、森田がメンバーのことを「嫌い」と発言して、長瀬らがツッコミを入れるなど、男子校ノリなお決まりのネタも多い。本放送でも何かやってくれるのではと期待が高まる。

 豪快でエネルギッシュ、多くの人を巻き込んでいく長瀬と、寡黙でクール、多くの人のなかでも凛として輝く森田は、まるで“太陽”と“月”のように対照的だ。そんなふたりが今クールに演じるのは、それぞれのイメージが逆転したような役柄なのが興味深い。

 長瀬は『ごめん、愛してる』で、幼い頃に母親に捨てられ、裏社会で育ったという過去を持つ男に挑戦する。母親を慕う気持ちと、“なぜ”という憎しみの間で揺れ動く、影のある役だ。予告動画を見ると、いつ大きな口で二カッと笑う長瀬からは想像もできないほど、切なく悲しい目をしている。

 対して、森田が演じるのは『ハロー張りネズミ』で、暗い過去を持ちながらも明るく振る舞う、情に厚い男。涙もろい一面があり、6月17日に『王様のブランチ』(TBS系)で公開された映像では、他人の身の上話に顔をくしゃくしゃにして泣く姿も。普段、飄々としている森田とはまさに別人。それぞれ現在の姿とは異なるイメージの役柄に挑んでいるように見える。だが、もしかしたらふたりにとっては“かつての自分に会う”、そんな作品たちになるかもしれない。

 実は今回、長瀬にとって約20年振りとなるラブストーリー。『ごめん、愛してる』の公式HPにも「ラブストーリーをやっていた当時・10代最後ぐらいの、自分の原点に戻った気がしますね。原点というのは、もともと青春ドラマとか、親に恵まれない男の子の役ばかりやっていたんですよ」とコメントを寄せている。

 「自分以外のものはすべて魅力がある。それが選べないのが人生」とは、長瀬がパーソナリティを務めるラジオ『SUZUKI presents NAGASE The Standard』(TOKYO FM)で飛び出した名言。生まれる環境は選べない、だからこそどう周りと向き合って幸せを大きくしていくか。長瀬が培ってきたスタイルを象徴するような言葉だ。そんな人間的に成長した今だからこそ、重みのある愛の物語を届けてくれるだろう。

 森田も、今は口数の少ないイメージがあるが、デビュー当時は明朗快活な少年だった。感情がそのまま言動に出るようなヤンチャな性格は、大人になるに連れて落ち着きを放っていく。舞台俳優という新たな道を開拓した彼は、よりフラットにいることを意識しているように見えた。どんな個性的な役も、そのキャラクターにとっての“普通”であること。その役柄の人間性を、素直に吸収して“自然に”にじみ出るような演技をするために。

 「監督の演出が絶対」とは、森田が語る演技のポリシー。『ハロー張りネズミ』の公式HPのには、放送前コメントとして「大根さんと久しぶりにお仕事をご一緒でき大変嬉しいです。また、全話の脚本・演出を担当されるということで撮影が今から楽しみです」と、真っ先に監督の名前を出しているところからも、ブレない姿勢が感じられる。若い頃の自分のようなヤンチャな青年を、まさに“自然に”演じてくれることだろう。

 今38歳と、同い年のふたり。今クールのドラマは、スーパースターとして駆け抜けてきた彼らにとって、キャリアの節目となる作品になるのではないだろうか。

佐藤結衣