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F・マリノス5連勝。「辛抱して刺す」リアクションサッカーがハマる

7/3(月) 7:50配信

webスポルティーバ

 最初は勝ちながらも半信半疑だった。しかし、勝つたびに確信を深めていく。それは自信となって、チームを後押しした。サッカーはつくづくメンタルスポーツだ。

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「戦い方がはっきりとしてきた」

 横浜F・マリノスの主将、齋藤学は試合後にそう明かしている。

 J1リーグ第17節。横浜は大宮アルディージャの本拠地に乗り込み、1-2と勝利を収めた。前半戦の折り返しで5連勝。順位は暫定で4位に上がり、首位も視野に入っている。

 では、横浜はどんな勝利パターンを身につけたのか?

 大宮戦の横浜は序盤、相手にペースを握られている。

 大宮は1トップの江坂任が巧みなポストワークで、MFと上下にスライド。ギャップでボールを受けては両サイドにボールを弾く。前線のプレーメーカーとして、抜群の能力の高さを見せた。チームとしてボールゲームを掲げ、プレスにもパワーをかけ、終始主導権を握ろうとするスタイルで、ぎゅうぎゅうと横浜をねじ込んだ。

 しかし、前半15分を過ぎると互角の展開になる。

「難しいゲームになると予想していました。マリノスとしては組織を作り、辛抱強くプレーするのが大事でした。前半は相手がプレッシャーを掛けてくるだろうから、慌てずプレーしようと。(それをしのいでからは)ボールを持って、ラインを下げさせられました」(横浜のエリック・モンバエルツ監督)

 横浜は戦略プランを着々と遂行する。ボランチの中町公祐が際どいディフェンスで守備のフィルターになり、中澤佑二、パク・ジョンスのセンターバックが屈強さを顕示。ボールは持たれても、相手の攻撃を吸収し、決定的瞬間をほとんど作らせない。

 もっとも、マリノスも攻撃は単発だった。DFとFWラインの距離は遠く、可能性の低いロングボールを蹴り込み、前線のウーゴ・ビエイラ、齋藤学、マルティノスの3人のキープやスピードに託すしかない。

 しかし後半になって、「辛抱」をベースにした戦い方がはまる。

 59分、相手の攻撃をしのいだ後、中澤が懸命に入れたくさびのパスを、センターサークル近くでウーゴ・ビエイラが反転。マーカーと入れ替わって前を向いてボールを運び、左サイドを走るマルティノスにパスする。マルティノスは齋藤とクロスしながらインサイドに切れ込み、右足を一閃(いっせん)した。

「後半は必ずチャンスがくると思って、それを見極められた」

 マルティノスはそう洩らしているが、貴重な先制点になった。

「後半、いい流れで入ったが、ミスからの失点で流れを失った。マリノスの試合巧者ぶりが......」(大宮の伊藤彰監督)

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