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美人すぎる米大統領補佐官ー世界の行方を左右する3賢女

7/3(月) 18:50配信

GQ JAPAN

アメリカと世界に待っているのは平和か泥沼か。ジャーナリストの堤伸輔は、トランプ政権100日後のいま、3人の女性に着目する。

【 カワイイCEOじゃだめですか? 】

蜜月にならなかった蜜月─トランプ大統領の誕生から100日。あらためて採点するまでもなく、はじめから座礁しまくりの船出だった。乱発した大統領令は準備不足のものが多く、人事もなかなか進まない。”クレムリン・ゲート”と名づけられた、選挙戦中からのロシアとの接触あるいは何らかの密約疑惑。国家安全保障担当のフリン大統領補佐官は、そのせいではやばやと政権を去った。

派手な動きならばいろいろとあった。4月6日(米東部時間)に踏み切ったシリアの空軍基地へのミサイル攻撃は、世界中を驚かせた。その後に続く北朝鮮との緊張の高まりと相まって、ひょっとしてトランプ政権は、「アメリカ第一」─分かりやすく言い換えれば「お金はアメリカのためにしか使わない」─のスローガンを掲げつつも、ここぞという時には海外での軍事介入をためらわない政権なのではと思わせている。

シリアと北朝鮮を同列に論じたがる人たちが日本には少なからずいるが、その間には大きな差がある。シリアは、アメリカから攻撃された場合の反撃意思はあっても反撃能力はなく、その後ろ盾のロシアには反撃能力はあっても反撃意思はない。アメリカと正面から事を構えるなど、いくら強気のプーチンでもできないのだ。

これに対し、北朝鮮の独裁王子は、タチの悪いことに反撃能力と反撃意思をひとりで両方もっている。むろん、全体的戦力ではアメリカの足元にも及ばないが、韓国との軍事境界線近くに据えた長距離砲で、1時間に7000発をソウルに撃ち込むことができる。米韓が北朝鮮に先制攻撃を加えても、これらを瞬時に無力化することは無理だ。加えて、各種弾道ミサイルを、韓国や日本の米軍基地やその他の重要施設、たとえば空港や港湾などに向けて撃ってくることが考えられる。軍事専門家は「イージスシステムやパトリオットなど、弾道ミサイル防衛が日本には整っている」と言うけれど、1発も逃さず撃ち落とせるとは限らない。弾頭には未完成でも核や生物・化学兵器が搭載されているかもしれない。

ここは、危機を必要以上に言い募ったり、先制攻撃を煽ったりせず、冷静にアメリカの動きを見極めるべきだ。いちばん知りたいのは、何をやっても右往左往のトランプ政権の中で、誰が危機対応の戦略・戦術を練っていくのかということだ。

更迭されたフリンに代わってその地位に就き、国家安全保障会議(NSC)を取り仕切るH・R・マクマスター大統領補佐官がカナメの人物であることは間違いない。そしていま、その周りを、経験と学識に富む女性スタッフが固めつつあることに注目したい。

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最終更新:7/3(月) 18:50
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