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「将棋のコマ」があの名作家具を生んだ! 木工家具の街・天童市のものづくりの原点

7/3(月) 21:30配信

エイ出版社

駒づくりは、もともと武士の内職!?

天童市の将棋の駒づくりは江戸時代後期にはじまりました。当時、地域を治めた天童織田藩の財政は困窮。藩財政の窮乏は家臣の生計も圧迫したため、藩が駒づくりを奨励。つまり、はじめは武士の内職だったのです。「彫り駒」「盛り上げ駒」など、文字の仕上げはいくつかありますが、木地に漆で直接文字を書く草書体の書き駒が天童の伝統です。

名人は1駒数十秒で仕上げます。名人、伊藤太郎さん(90歳)は学校に通いながら10歳で駒づくりを手伝いはじめ、89歳で引退するまで書き駒一筋に製作を続けました。

街は将棋天国!

郵便ポストの上(写真上)や歩道の舗石、マンホールの蓋に至るまで、街を歩けばさまざまな将棋モチーフに遭遇する天童市。道の駅「天童温泉」の足湯は湯船に浸かる椅子も駒のカタチに!(写真下)

天童市を訪れたときには、将棋モチーフを探す街歩きをしてみても楽しいかもしれません。

(出典:『Discover Japan』、text: Seika Mori、photo:Kiyono Hattori)

Seika Mori

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最終更新:7/3(月) 21:30
エイ出版社