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山内惠介のスゴイ能力「こんな大胆なことができるのは、若手演歌歌手の中で彼だけ」

7/3(月) 16:00配信

週刊女性PRIME

古舘プロジェクト所属の鮫肌文殊、山名宏和、樋口卓治という3人の現役バリバリの放送作家が、日々の仕事の中で見聞きした今旬なタレントから裏方まで、テレビ業界の偉人、怪人、変人の皆さんを毎回1人ピックアップ。勝手に称えまくって表彰していきます。第25回は鮫肌文殊が担当します。

山内惠介 様

 今回、私が勝手に表彰するのは演歌界の貴公子として最近、バラエティー番組にも絶賛進出中の山内惠介さんである。

 2015年、2016年とNHK紅白歌合戦に連続出場。コンサートを開けばマダムがわんさか押し寄せ、チケットはあっという間にソールドアウト。まるで少女漫画から抜け出してきたかのような、何処(どこ)か昭和を感じさせる王子様ライクなルックス。

 有名人にもファンが多く、あの松任谷由実さんもメロメロで、自分のラジオ番組のゲストに呼んだりするほどゾッコン。本当に久しぶりに、オーバーグラウンドな世界で「顔と名前が一致する」演歌界のスターが現れた。

 私が担当する『五木先生の歌う! SHOW学校』(NHK)でご一緒させていただいたのが彼との最初の出会い。大御所歌手、五木ひろしさんが生徒たちに歌謡曲を教える設定のユニークな歌番組の中で、彼の役回りはもちろん学級委員。いつも品行方正なイケメンキャラを完璧に演じてくれる。

 恥ずかしながら、この番組を担当するまで山内惠介さんの存在を「最近、人気の演歌歌手」ぐらいにしか認識していなかった。しかし、あの五木ひろし相手に堂々と渡り合う姿を見て、「え、こんなにちゃんとコメディもこなせる歌手がいたんだ!」と驚いた。聞けば、2001年、弱冠17歳でデビュー。現在に至るまで順風満帆だったわけではなく、超涼しい顔に似合わず、まさに演歌な人生を歩んできた苦労人。場数が違っていたのだ。私、自分の不勉強を深く反省いたしました。

 五木ひろし御大からも全幅の信頼を得ており、2人の絡みは番組の名物。中でも思い出深いのは、一度、脱線につぐ脱線で暴走する五木ひろし御大の口を手のひらでふさいだ時。台本にそんな恐れ多いことを書けるわけもなく、山内くんの完全アドリブだったのだが、あまりにも当意即妙なその返しに場内は大爆笑。五木御大も苦笑い。こんな大胆なことができるのは、若手演歌歌手の中でも山内惠介しかいないと断言できる。

 打ち上げの席で話すと、あのきれいな顔でサラリと私の書いた台本を褒めてくれる。裏方への愛を感じさせる必殺トーク! オヤジ転がしだなぁと思いつつ、そりゃ悪い気はしませんよ。こうしてみんな、山内惠介のファンになっていくのだ。

 そんな山内惠介さんに「民放のバラエティー界でも、もっともっと人気者になってね」賞を差し上げ勝手に表彰したい。

 歌の世界ではすでにトップスターながら、バラエティーの世界ではまだまだ伸びしろがある。2017年後半、山内惠介の止まることのない勢いはこれからだ。

<プロフィール>
鮫肌文殊(さめはだ・もんじゅ)
放送作家。’65年神戸生まれ。古舘プロジェクト所属。『世界の果てまでイッテQ!』など担当。渋谷オルガンバー「輝け! 日本のレコード大将」(毎月第2金曜日)、恵比寿頭バー「歌謡曲主義」(毎月第3火曜日)などでの和モノDJ、関西伝説のカルトパンクバンド・捕虜収容所のボーカリストなど音楽活動も数多い。

<鮫肌文殊の最新情報>
●大阪でトークイベントやります。「編集者・小堀純×放送作家・鮫肌文殊トークライブ」7月20日(木)隆祥館書店にて。拙著『らぶれたあ~オレと中島らもの6945日』(講談社)発刊記念、中島らもさんについてディープに語り合います。詳しくは書店HPを検索。
●大阪でうちのバンド捕虜収容所が半年ぶりにライブやります! 7月16日(日)なんばベアーズにて。9月にリリースされる24年ぶりのニューアルバム発売前の予告編的内容。こちらも必見! 
●東京でスペシャルDJもやります! 7月22日(土)新宿ネイキッドロフトで行われるパンチUFOトークイベントにて。昭和歌謡を中心にレア盤をスピン! 聴きに来てね。

文/鮫肌文殊【連載第25回】

最終更新:7/3(月) 16:00
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