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【鹿島】大岩体制発足後、リーグ戦4連勝。CB昌子が語る監督交代の真の効果は?

7/3(月) 11:30配信

SOCCER DIGEST Web

「チーム内の競争は激しくなった」。

[J1リーグ17節]柏2-3鹿島/7月2日(日)/柏
 
 石井正忠前監督から大岩剛監督に交代した鹿島が、新体制の初陣となった14節・広島戦から4連勝と目下絶好調だ。柏戦は白熱のシーソーゲームを3-2で制した。
 
「昨年のアウェーでのレイソル戦は前半から圧倒されていたけど、今回はそこまでじゃなかった。前半に失点したけど、チャンスもあったしネガティブではなく、ハーフタイムに監督も『失点以外は問題なかった』と言って、『これを続ければ必ず逆転できる』と送り出してくれた。それを信じた結果が出ました」
 
 CBで先発出場し、この試合でキャプテンマークを巻いた昌子源は柏戦をこう振り返る。その言葉からは、大岩監督への信頼が窺える。
 
 さらに選手起用にも大岩新体制の特長が表われている。
 
 柏戦では、前節の新潟戦で足首を痛めた植田直通が欠場。CBの代役にはボランチを主戦場とする三竿健斗が入った。さらに、石井体制では先発出場の機会がなかなか得られなかった中村充孝やレアンドロがスタメンに定着している。
 
 昌子も「石井さんの時に出番の少なかった選手、アツ(中村)とかが、剛さんが監督になってスタメンになった。そういうふうに調子が良ければ出れる」と、スタメンの変化を語る。
 
 しかし、ただ先発メンバーの顔触れが変わっただけではない。昌子の言葉を借りれば、「調子が悪ければすぐに外される。例えば、(土居)聖真は(大岩監督になってから)ずっと出ていたけど、今回はスタメンを外れている。そうやってチーム内の競争は激しくなった」
 
 こうしたチーム内競争は昌子にも刺激をもたらしている。「本職ではない健斗がCBで良いプレーをすると、僕や、今日はテレビで観ていたはずのナオ(植田直通)にとっては、すごい刺激になる」と話した。
 
 ACL敗退後に石井監督を電撃解任。就任初年度は、ナビスコカップ(現ルヴァンカップ)を制し、昨季は、天皇杯とリーグ戦で優勝、さらにはクラブワールドカップでも決勝でレアル・マドリーと熱戦を演じた。そんな好成績を残した指揮官を交代する荒療治に出た鹿島だが、今、着実に変化を遂げている。
 
 チーム内競争の激しさこそが、鹿島の強豪と言われる所以なのかもしれない。上昇気流に乗った常勝軍団から目が離せない。

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取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)

最終更新:7/3(月) 11:31
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