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「地獄の門」と呼ばれる砂漠の炎は 50年近く前の陥没事故が生みの親

7/3(月) 12:01配信

CREA WEB

Magnificent View #1305地獄の門(トルクメニスタン)

 SF映画のワンシーンでも見ているかのような、非現実的な景観。だが、これは中央アジアのトルクメニスタン、カラクム砂漠のなかで40年以上にわたって続いている実在の風景だ。

 燃え続ける炎の正体は、天然ガス。1971年、この地に埋蔵されている天然ガスを調査するべく、砂漠を採掘していた際に起きた陥没事故がそもそもの始まりだ。

 幸い、事故による怪我人はいなかったものの、直径50メートル以上にもなる穴からは、危険なメタンガスが絶え間なく吹き出てくる。環境への悪影響を危惧し、すべてのガスを燃やし尽くそうと点火したところ、数週間で収束する予測が大幅にはずれ、現在も燃え続けているという。

 現状、消火手段はなく、天然ガスの埋蔵量自体が不明なことから、いつまでこの状態が続くのかは予想がつかない。「地獄の門」と名付けられた場所は国としても不名誉なのか、大統領による封鎖指示が出たものの、いまだ解決にいたらず。一方では、独特の風景が話題を呼び、ここを訪れる砂漠ツアーも登場している。

芹澤和美

最終更新:7/3(月) 12:01
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