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レアル残留が濃厚も…C・ロナウドにブチ切れ移籍騒動が多発する背景

7/4(火) 11:40配信

webスポルティーバ

 クリスティアーノ・ロナウドの移籍騒動はレアル・マドリード残留で決着しそうだ。

 騒動の発端は、コンフェデレーションズカップの準備をしていたポルトガル代表の合宿中の出来事だった。スペインの検察当局がクリスティアーノ・ロナウドを脱税疑惑で告発してから数日後、代表のチームメイトに「もうスペインに戻ることはない。考え直すことはない」と伝え、レアル・マドリード退団を決断したと、ポルトガル紙ア・ボラが伝えた。

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 チームを12度目のチャンピオンズリーグ(CL)王者、33度目のリーガ王者に導いたエースの退団宣言は、スペイン、ポルトガルはもちろん、欧州、そして世界中に大きなインパクトを与えた。すぐさま、古巣のマンチェスター・ユナイテッドやパリ・サンジェルマン、資金が豊富な中国クラブの名前が、新天地として候補に挙げられた。

 だが、レアル・マドリード側は特に慌てた様子はなかった。会長のフロレンティーノ・ペレスは地元ラジオに出演した際に「代表仲間にそういう話をしたという報道を聞いただけ」と語り、本人からは移籍志願の話は聞いていないと、気にした様子は見せなかった。またある時は、泣きながらペレス会長に近づいてきたファンの子供が「C・ロナウドを退団させないで」と懇願したのに対して、「大丈夫。C・ロナウドはマドリードで引退するよ」と優しく諭したという。

 クラブOBの元ブラジル代表ロナウドは「自分の意見だが、彼はマドリードに残ると思っている」と語る。さらにクリスティアーノ・ロナウドの代理人であるホルヘ・メンデスも、近い関係者に「彼はチームに残留する」と話しているとも伝わっている。そしてポルトガル代表から離脱した本人からは、すでにクラブを安心させるようなメッセージが届いたと言われている。

 過去にもC・ロナウドの”レアル・マドリード退団”報道はあった。報道が過熱した2012年の時もそうだったが、今回の一件も、原因はピッチ内というより、ピッチ外での不満、特にメディアの自身に対する辛辣な対応や、それに呼応するようなサポーターから感じられる愛情不足によるものだろう。

 2009年、子供の頃から憧れていたレアル・マドリードに入団したC・ロナウド。入団発表にはサンティアゴ・ベルナベウを満員とする8万人のサポーターが訪れて祝福した。その期待に応えるように、ポルトガル人FWはゴールを量産し、チームの悲願であった10度目の欧州制覇をはじめ、数多くのタイトルをレアル・マドリードにもたらした。

 しかし、活躍すれば活躍するほど、C・ロナウドへの期待は、いつしか”結果を出して当然”という受け止め方に変わっていった。そして結果が出ないと、すぐさま厳しい批判を浴びるようになった。下り坂の選手、終わった選手、エゴイスト……。

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