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どんなに忙しい時でも笑顔を作る2つの方法

7/4(火) 7:20配信

@DIME

仕事中、忙しいときなどはどうしても笑顔をつくる余裕がないことがある。そこで激務の最中でも笑顔をつくるにはどうすればいいかのコツを、スマイルサイエンス学会代表理事の菅原 徹さんに聞いた。

■激務でも笑顔をつくるコツ~2ステップ

●顔のパーツをクシャと中心に寄せてみる

「忙しいときは、脳の活動もバランスを欠いて表情筋が硬直し、“顔ナシ”のようになってしまいます。どうしても心地いい笑顔をつくる心理的な余裕がなくなりますね。

そんなときは、はじめから笑顔をつくろうと意識するのではなく、表情筋を使って顔のパーツをクシャと中心に寄せてみてください。表情筋と意欲を司る脳の『A10神経群』は密接に関係しているので、フリーズした脳を再起動させて、心理的な余裕をつくってくれます」

●「ウンパニ体操」をする

「顔のパーツを中心に寄せた後は、休憩時間にでも『ウンパニ体操』という、表情筋の体操を試してみてください。『ウ~』と発声して口をとがらせ、つぎに『ン~』と顔を中央に寄せる。そして『パッ』と顔の緊張を一気に解放する、最後に『ニ』と口角を上げて笑顔をつくってみる。これを10回繰り返して、笑顔の身体的な記憶を呼び起こしてみましょう」

■「笑顔」と「愛想笑い」は違う

しかし、ビジネスの場では必ずしも笑っていればいいというわけではない。笑顔で失敗しているケースもあるという。

「ヘラヘラとした愛想笑いは必ずしも好印象を与えません。『笑顔』と『笑い』は異なります。笑顔は意思であり技術で、作法でもあります。“伝えたい情報に添える”のが笑顔、“伝わってくる情報を防御する”のが愛想笑いです。笑顔と笑いを混同して、愛想笑いばかりしていると防戦一方で、心理的に他者にコントロールされてしまいます。コミュニケーションがとれている場合は、真顔と笑顔を交わして、時折自然な笑いが起こるものです。ビジネスで失敗している人は、笑顔の認識を間違って、笑顔を効果的に使えておらず、受け身になっているケースが多いです」

■仕事中に笑顔をつくるメリット

仕事中、笑顔をつくる意義を感じていないと、つくろうとすら思わないものである。確かに周囲に好印象を与えることはわかるが、ほかにビジネスにどんなメリットがあるのか知っておきたい。

「業績のいい企業のトップは口をそろえて『職場に笑顔がある』といいます。笑顔が個人と集団のパフォーマンスを発揮できている指標であることを知っているようです。

『自分はできる』という自己効力感が高くポジティブなマインドの人は笑顔でつながり、個人を超えた集団での仕事成果を上げます。それに対して、自己効力感が低くネガティブなマインドの人は、他者への批判で、自己保存を基本に仕事に従事します。

社会に笑顔や笑顔の場をつくる、そんな問題解決が仕事のはずなのに、大元の仕事人に笑顔がないのは本末転倒です。小さな笑顔は、小さな笑顔と結びつき、大きな笑顔の場をつくり、行動と発想を促します。変化や利益を生む、魅力的なものづくり、事づくり、関係性づくりには笑顔が一番強いミーム(心の遺伝子)なのです」

個人の笑顔ひとつで社会全体に影響を与えるというのは、日頃あまり考えないものだ。笑顔を長年つくっていなかったと感じたら、まずは表情筋から動かしてみるのがよさそうだ。

(取材協力)
菅原 徹さん

取材・文/石原亜香利

@DIME編集部

最終更新:7/4(火) 7:20
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