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ソニーが新・電子ペーパー端末 なぜいま?

7/5(水) 7:47配信

NIKKEI STYLE

 筆者は、電子ペーパーを採用したソニーの電子書籍リーダー「Reader」シリーズを愛用している。しかし、既にReaderシリーズの開発は終了しており、Reader端末からのコンテンツ購入もできなくなってしまった。

 一般ユーザー向けの電子ペーパー製品は減少しているが、ソニーは電子ペーパーを使った端末を現在も開発している。2017年6月5日には2世代目のデジタルペーパー「DPT-RP1」が発売された。

 電子ペーパー端末を開発する理由はどこにあるのか。また、新製品にはどんな特徴があるのか。マーケティング担当者にその真意を聞くとともに、製品の特徴を探った。

■PDFに完全特化した仕様に

 DPT-RP1はA4サイズ相当で、13.3型の電子ペーパーを採用。重さは約349gで、片手でも余裕で持てるサイズだ。

 E-Ink社のディスプレーを採用している点はReaderシリーズと同様だが、大きな違いはPDFの読み書きに特化している点だ。充電式のアクティブスタイラスペンを付属し、紙に近い感覚で書き込みができる点も大きな特徴といえる。

 対応するのはPDFファイルのみで、Wordやパワーポイントのファイルなどは対応していない。それらのファイルを見たい場合はPDFに変換してから保存する必要がある。また、Reader Storeなどで購入した電子書籍の閲覧ができない点からも、PDFに機能を特化させていることがわかる。

■軽く、薄く、目が疲れない

 紙の束を持ち歩いていた人をより手軽にしたい。そんな思いから「A4サイズで読み書きできる端末」として開発されたデジタルペーパー。

 ビジネスシーンではA4サイズの書類や資料が多く利用されることから「デジタルペーパーにはニッチながらも確実なニーズがある」とデジタルペーパー事業推進室室長の金谷二朗氏は語る。

 実際、2013年に発売された初代モデル「DPT-S1」は、多くの論文や資料に目を通す学者や弁護士、学生のレポートを採点する大学教員などからのニーズが非常に高かったとのこと。評価も高く、2代目である新モデルのDPT-RP1の開発につながった。


 PDF資料の閲覧やペンでの書き込みは、デジタルペーパーだけでなく、iPadやSurfaceといったタブレット端末でも可能だ。

 ただ、電子ペーパーを採用するDPT-RP1にはバックライトがないため、長時間画面を見ていても目が疲れにくい。また、太陽光の下で問題なく見られるというのも強みだ。

 さらに、バックライトがないことから薄型・軽量デザインにできるほか、バッテリーの持続時間が長いのも大きなメリットのひとつ。最長で約3週間というバッテリー持続時間は、通常のタブレット端末では不可能だろう。

 「デジタルペーパーはA4サイズで軽さ、薄さ、バッテリーの持ちを全て満たすオンリーワンの製品だ」と、金谷氏は自負する。

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最終更新:7/5(水) 7:47
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