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U25女優がモテる理由 王道・モデル・アイドルが競う

7/5(水) 7:47配信

NIKKEI STYLE

 ドラマや映画の最近の傾向として、25歳以下(U25)の女優が主演やヒロインを務める作品が増加している。しのぎを削っているのは、3つのタイプの女優。演技の道一本を突き進む王道女優、ファッション誌の専属モデルを経たモデル系女優、グループの卒業生から現役まで参入が相次ぐアイドル系女優だ。若手女優にとっては大きなチャンスといえる状況だ。

 ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の新垣結衣、「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」の石原さとみ、「家売るオンナ」の北川景子……。2016年は、1985~88年に生まれた「黄金世代」と呼ばれる女優たちの活躍が目立っていた。彼女らは今日、いずれも20代後半から30歳を迎えている。
 だが実は、ドラマや映画では、25歳以下の若手女優が主演やヒロインを務める機会が増えているのだ。

 16年7月期~17年4月期までの1年間に、女優が主演を務めた連続ドラマ(W主演作品を含む)は58作だった。うち23作が25歳以下の女優の主演作だった(放送開始時の年齢)。これは全体の約40%となる。ちなみに15年7月期から16年4月期の女優主演ドラマは45作だったが、うち16作が25歳以下の女優。比較すると作品数、割合ともに直近では増加したことがわかる。
 ドラマの放送時間を見ると、プライムタイムと呼ばれる19~23時の時間帯は黄金世代や、40代の米倉涼子や天海祐希などベテラン勢の活躍が目立っている。

■深夜ドラマに活躍の場が広がる

 こうした中、現在は26歳になった波瑠は16年7月期の「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」など、1年で3つのプライムタイム放送作に主演。ともに23歳の武井咲と西内まりやもプライムタイムで主演を務めている。さらに放送当時19歳の黒島結菜は、連続ドラマ初主演にして土曜21時放送の「時をかける少女」(16年7月)で主役に抜てきされた。深夜ドラマに目を向けると、さらに多くの女優が連ドラ初主演を果たしている。
 長きにわたってドラマや映画で主役やヒロインの座を占めてきた“黄金世代”の女優たちも30歳前後となり、演じる役柄が変化。次世代を担う、若手女優のニーズが高まっているのだ。


 続いて、映画での若手女優の活躍状況を見た。声優が主演を務めるアニメ映画を除き、16年度に興行収入10億円を超えた邦画は35作。うち、25歳以下の女優が主演やヒロインを務めた作品は17作だった(公開日の年齢)。これは約49%であり、ヒット映画の半数で若手女優が主要キャストを担っていることになる。
 映画でも若手女優が躍進する背景には、学生の青春を描いた「キラキラ学生映画」ブームがある。興収32億円超えの「orange‐オレンジ‐」を筆頭に「ちはやふる」「黒崎くんの言いなりになんてならない」「オオカミ少女と黒王子」など、少女マンガ原作モノがヒットした。

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最終更新:7/5(水) 7:47
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