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全ての人事施策は「生産性向上」のために~Sansanが進めるミッション・ドリブンな働き方改革とは【前編】

7/5(水) 7:30配信

日本の人事部

「次は生産性向上」――先日、安倍晋三首相が、日本経済の持続的成長に向けて、働き方改革とともに、生産性向上のための改革にも一体的に着手する考えを明らかにしました。長時間労働の抑制など働き方改革を実現し、深刻な人手不足を克復するために、生産性向上は避けて通れません。個々の企業にも、既成概念にとらわれない、新たな取り組みが求められています。そこで注目されるのが、「ビジネスの出会いを資産に変え、働き方を革新する」をミッションに掲げ、「クラウド名刺管理サービス」事業を展開しているSansan株式会社。同社は、ユニークな人事制度を数多く設置・運用していることで知られますが、その制度はすべて「生産性向上」に資するものだといいます。人事面からのアプローチで、従業員の働き方や組織のあり方を変えることが生産性向上にどう寄与するのか――同社人事部長の大間祐太さんにじっくりとうかがいました。

世の中の働き方を変えるために、まず自らの働き方を変える

―― まず大間さんご自身のご経歴からお聞かせください。

新卒で人材系ベンチャーに就職し、その後独立・起業を経て、2009年にSansanにジョインしたのですが、じつはそれ以前から、Sansanとは“縁”がありました。一社目の企業で、採用コンサルティング事業の立ち上げに携わったとき、自分で受注して担当したのが、Sansanの採用プロジェクトだったのです。当時のSansanは創業2年目で、初めてコストをかけて人材を採るという重要な局面。それなのに大失敗してしまいまして……。結局、一人も採用できませんでした。でも、それを機に「誰も採用できなかったんだから、大間さんに来てもらえないか?」などと、誘われるようになりました。

いずれ仲間と独立するつもりだったので、そのときは断ったのですが、「転職するならうちに来たほうがいいけど、独立するならがんばれ」と逆に励まされたり、起業してからも何かと応援してもらったり、ずっと縁が続いていました。独立して3年目、起業した会社を離れ、思い切ってSansanにお世話になろうと決めたのも、それが大きかったですね。

最初の5年間は営業で、人事に採用の責任者として移ったのは2015年から。当時の社員数は120名くらいでしたが、現在は300名とわずか2年で3倍近くに増えています。私が人事に異動したのは、採用を加速していきたいという、まさにそのタイミングでした。

―― 採用コンサルティングの経験が買われたわけですか。

どうでしょう、前職でとして採用業務を任せてもらった際は大失敗させてしまいましたからね(笑)。ただ、結果は失敗でしたが、とにかく一生懸命、誠実に最大限の努力はしたつもりですし、Sansanに来てからもそのスタンスだけは貫いてきました。自分でいうのも何ですが、出会った当初からずっと気にかけてもらい、期待されているのはそういうところかなと。実際に働いてみて、より強くそう思うようになりました。というのも、Sansanはいい意味で、すごく“真面目な”会社なんです。

私のネームプレートの裏を見てください。当社の企業理念である「Sansanのカタチ」が記されています。たとえば、社員が追求すべき価値観として、「仕事に燃え、情熱と愛情を注ぐ」とか「逃げずにやり切る」とか「やるべきことをやる」とか、かなり真面目なことが謳われている。その理念・理想に、きちんと忠実であろうとするところがSansanという会社の特徴であり、一番の強みかもしれません。

―― なるほど。それは、人事施策についてもいえることでしょうか。

もちろんです。Sansanという企業は何のために存在しているのか。われわれは、あらゆる発想や問題解決の起点をそこに求めます。きわめて“ミッション・ドリブン”な会社だといえるでしょう。では、そのミッションは何かというと、「ビジネスの出会いを資産に変え、働き方を革新する」――。ただこの一点のためだけに、Sansanは存在していると、われわれはいつも確認し合っています。当社のプロダクトは名刺管理だけですが、「Sansanがあったから、世界のビジネスシーンは変わったよね」と言われるようになる。本気でそう思っているのです。

世界の働き方を変えようと思ったら、まず自分たちの働き方を変えていかなければなりません。ミッションの実現に資する働き方とは、どうあるべきか。最も重要なのは、事業成長を加速させる、つまり「生産性を上げる働き方」を追求し続けることでしょう。したがって、Sansanにおける人事施策はすべて、個人とチームの生産性を高め、事業成長を後押しするためのものでなければならないのです。

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最終更新:7/5(水) 7:30
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