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SB国際会議2017デトロイト ハイライト(2)

7/5(水) 23:43配信

オルタナ

改革を起こし続けるためにブランドがすべきこと

投資家であり教育者、文筆家でもあるナディア・ゼクセンヴェイエヴァ氏は、企業の改革を請け負うコンサル企業WE EXISTで企業改革を担当している。彼女はまず、カザフスタンで過ごした思春期がいかに暗黒の日々だったかについて話した。

彼女の祖父が子どもの頃、政府の計画的飢餓「ホロドモール」で同国の人口の40%が殺された。そして、連邦が崩壊する過程で、「貨幣なし、警察なし、法律なし」という国家が生まれた。国民は、そうした状況を変える必要性に直面した。混沌の中で、自殺した人も多くいた。

私たち人間というのは、変化が必要な状況で、どんな約束をされても、先の見えない未来に巻き込まれるより、いくらひどくても慣れ親しんだ今にしがみつきたいと考える。ゼクセンヴェイエヴァ氏は、人間は先天的に変化を恐れると語った。そして、変化を拒むことが、生命全体に影響を与え、悪い影響を及ぼすことを証明した。

ビジネスに話を戻そう。今、人だけでなく、企業が自殺するという現実がある。コダックやボーダーズ、リーマンブラザーズ、ハマー、ブロックバスター。時に、企業は現実に向き合い、変化を遂げるよりも、消滅しようと考えることもあるのだ。

2017年、私たちは天然資源の有限性や規制、顧客の期待という点において新たな変化の波に直面している。いずれもビジネスを続けていくために、イノベーションと柔軟性が必要だということだ。驚いたことに、多くの企業はそれほど長く存続しない。実際に、最初のフォーチュン500の企業の89%が、今では消えてなくなっている。

「現代の資本主義経済における平均的なビジネスのライフサイクルは約75年だが、間もなく短くなるだろう。今通信業界の平均的なビジネスサイクルはたった12カ月だ。我々は、ブランドを存続させ、繁栄させるために、新たな改革的なビジネス解決策を見つけなくてはいけない」。ゼクセンヴェイエヴァ氏は、聴衆にこう語りかけた。

「自分自身に問いかけてみて下さい。『何を捨て、何を残したいか』と」

「サステナブル・ブランド ジャパン」より転載

最終更新:7/5(水) 23:43
オルタナ

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