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進化する「スポーツブラ」の世界 バストの揺れを防ぐことが重要に

7/5(水) 12:00配信

日経トレンディネット

 スポーツウエアを普段着として楽しむ「アスレジャー」というファッションが近年トレンドになっている。2017年3月にアスレジャーに照準を当てた新業態「UNIQLO MOVE(ユニクロムーブ)」がオープンするなど(関連記事「ユニクロ“動く”新業態、アスレジャーに照準のワケ」)、スポーツメーカー以外からの参入も増えている。

【関連画像】「triaction by Triumph」シリーズの「カーディオ」(5900円)。サイズはアンダー70~75、カップはB、Cを用意している。カラーは写真のブルーのみ。

 そんな中、下着メーカー大手のトリンプ・インターナショナル・ジャパン(以下、トリンプ)が2017年4月26日にスポーツ用ブラジャー(以下、スポーツブラ)の新シリーズ「triaction by Triumph(トライアクション バイ トリンプ)」(以下、トライアクション)を発売した。ボクササイズなどのハードな運動時用の「カーディオ」とヨガやゴルフなど幅広いスポーツ用の「ストューディオ」の2種類。下着メーカーならではの豊富なサイズバリエーションと、モールドカップによる立体的で美しいシルエットが特徴だという。 

 アスレジャーブームだけでなく、数年前からのヨガ、マラソンブームなどでスポーツする女性の人口は増え続けている。だが、トリンプによるとスポーツ時にスポーツブラを着用している女性はわずか3割。ヨガウェアやランニング用タイツなど他のウエアは持っているのに、7割以上の人がスポーツブラを使用していないのだ。

 そもそもスポーツブラには、運動時の揺れでバストが下垂するのを防ぐという目的がある。バストは皮下脂肪と乳腺からできているが、バストと胸の土台の筋肉を結びつけるコラーゲン繊維の束のようなものを「クーパー靭帯」と呼ぶ。クーパー靭帯によってバストが支えられているが、スポーツによる振動や衝撃などでこの靭帯が緩むと、バストが下垂してしまうというのだ。

 それにもかかわらず、運動する女性の多くはスポーツブラを使用していない。実は筆者もそのうちの一人。週に一度ヨガに行き、気が向いたときは自宅近くを走ったりしているが、どちらの運動時もカップ付きキャミソールで代用している。スポーツブラを使わない理由は「たいした運動量ではないから」。ウエアの伸縮性と速乾性は必須だが、カップ付きキャミソールにも同じような機能があるので特に不便は感じていなかった。スポーツをする友人にも聞いてみたが、スポーツブラを使用していないという人はかなり多かった。使わない理由は「激しい運動をしない」「運動頻度が高くないので買うまでもない」「使用頻度が少ないわりに高い」などそれぞれだが、中には「スポーツブラって小中学生がつけるイメージがあるよね」という人すらいた。それほどニーズが高くない市場に、なぜトリンプは参入したのか。スポーツブラをつけるメリットや最新トレンドについて、トリンプとスポーツウエアブランドのアンダーアーマーに聞いた。

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