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そうだったのか! 洋食の付け合わせが「パセリ」である理由

7/6(木) 6:01配信

オトナンサー

 ハンバーグやエビフライなどの洋食メニューに付きものの「パセリ」。実際に食べるという人は少数派かもしれませんが、料理に「彩り」を添えるその役割は、大きなものがあります。しかし、単に彩りを添えるだけならパセリ以外の野菜でもよさそうなもの。洋食の付け合わせが、いつもパセリである理由とは何でしょうか。

 オトナンサー編集部では、日本洋食協会の岩本忠会長に聞きました。

地中海沿岸を原産とするハーブの一つ

 そもそも、パセリは地中海沿岸を原産地とし、古代ローマ時代から香辛料として料理に使用されるなど世界で最も愛されているハーブの一つです。日本へは18世紀末、オランダの船によって長崎に持ち込まれたと伝わります。

「パセリは、日本に入ってきた当初から『オランダゼリ』という和名で洋食の飾りつけに使われていました」(岩本さん)

 確かに、パセリは緑黄色野菜の中でもひときわ濃い緑色をしていますが、これは植物の葉の色を生成する葉緑素「クロロフィル」が豊富に含まれているため。鮮やかな緑色のパセリをワンポイントで添えることで皿全体の見栄えがよくなり、料理がよりおいしく見えるそうです。

口臭予防に効果、豊富な栄養素も

 しかし、ホウレンソウやレタスなど緑色の野菜はほかにもたくさんあり、彩りだけを考えればパセリ以外でもよさそうなもの。なぜ、付け合わせはパセリなのでしょうか。

 岩本さんによると、パセリに多く含まれる「ピネン」「アピオール」などの有機化合物には殺菌効果があり、とりわけ、ピネンには胃を穏やかに刺激して消化を促し、腸内環境を整える働きがあります。また、クロロフィルにも消臭効果が認められており、これらの成分の働きによって総合的な「口臭予防」に効果を発揮するそうです。

 つまり、肉料理中心の洋食にパセリが添えられることが多いのは口臭予防に効果的かつ、口の中をさっぱりさせられるからだと言えます。

 ちなみに、パセリは栄養価も極めて高くビタミンA、B1、B2、Cなどのビタミン類のほか、カルシウムやマグネシウム、鉄分などのミネラルも野菜の中でトップクラスの含有量を誇ります。栄養面においても、パセリは非常に優秀なのです。

「パセリは栄養豊富で口臭予防や健康はもちろん、美肌にも効果的とされます。まだ食べたことのない人は、ハンバーグやエビフライなどのメインディッシュと一緒に、もしくは食後に食べてみてください。自宅で食べる場合は、みじん切りにしてバターと混ぜるとパセリの香るおいしいハーブバターになりますし、軽く揚げて塩を振るとおいしいおつまみになりますよ」

オトナンサー編集部

最終更新:7/6(木) 6:01
オトナンサー

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