ここから本文です

夏の肌アレを引き起こす「肌荒大気(はだあらしたいき)」。影響を受けやすい県がある!?

7/6(木) 11:59配信

OurAge

2014年より、日本気象協会と共同研究を行っているポーラ。「肌」と「気象」というそれぞれのビッグデータを活用し、気象環境が肌に与えるエリア別傾向などを探っている。

今までも、「肌荒風(はだあらしかぜ)」や、「毛穴熱風(けあなねっぷう)」という2つを発見・発表しているが、さらに3つめの新たな外部環境要因「肌荒大気(はだあらしたいき)」を発見したそうだ。

「夏の肌に影響を及ぼす要因として、紫外線や乾燥に加え、大気汚染も肌に直接影響を与えることがあきらかになってきました」とは、ポーラ化成工業 肌科学研究部 主任研究員の水越興治さん。

PM2.5などの大気汚染物質、黄砂、タバコの煙、花粉などは角層細胞よりもはるかに小さいため、肌に付着すると進入しやすいのだという。肌に進入すると炎症が起こり、ターンオーバーの乱れを引き起こし…。その結果、角層が乱れて肌表面のゴワつきやくすみ、さらにはシミやシワへとつながってしまう恐れもあると語る。

「角層が乱れた肌は隙間が出来てしまっているため、外的刺激から肌を守る機能が低下している状態。大気汚染物質もますます進入しやくなり、悪循環となってしまうのです」(水越さん)

そんな大気汚染の影響はエリアによってどんな傾向があるのか、探ったのが日本気象協会である。ポーラが持つ肌のビッグデータから集計した都道府県別の角層ランキング(2010年~2013年7月・8月)を基に、同時期の気象データと大気汚染物質データを組み合わせて分析したそうだ。

「まずは角層ランキングワースト16道県に、UVインデックスと水蒸気密度のランキングを照らし合わせ、紫外線や乾燥で角層の状態が悪くなったと考えられる県を探りました」とは、日本気象協会 気象予報士の平泉浩一さん。

そのどちらにも当てはまらなかった県に対して、大気汚染物質との関連性を調査し、「肌荒大気※」があることを発見したという。

※ポーラの造語。大気は、大気汚染物質などのこと

この肌荒大気には、気象や地形の違いによって「滞留型」と「流入型」の2つがあるそうだ。

「滞留型」に該当するのは新潟県、富山県、千葉県、滋賀県、広島県。人口が多く、工業地帯があり、近くに山地がある地域。夏は風が弱いため、発生した大気汚染物質が滞留しやすく、肌荒れを起こしやすいと考えられる。

「流入型」に該当するのは栃木県と茨城県。他の地域で発生した大気汚染物質が海風に乗って運ばれてくることにより、肌荒れを起こしがちに。

自分が住んでいるところは該当地域じゃなかったから安心、とは言えないのが肌荒大気。どのエリアにも大気汚染物質の悪影響はあり、ポーラ美容研究室の調査によると、汗や皮脂の量が増える夏の肌は、大気汚染物質の付着量が他の季節の肌と比較すると約3.7倍になることを確認したとか。

「顔のどこにつきやすいのかも検証したところ鼻の脇やほほ骨、眉骨、口の下のくぼみなどに多く付着することがわかりました」とは、ポーラ 美容研究室 研究員の紅本祐佳さん。

「対策として、肌荒大気を洗い流すこと、肌への付着を防ぐメークを心がけていただきたいです。洗顔では、特に洗い流せているようで残りがちな部分、目頭、小鼻、あごのくぼみを意識して洗い、洗顔後の保湿もしっかりと行ってください」(紅本さん)

また、ベースメイクの仕上がりはサラサラ肌キープが肝心とか。夏は汗で落ちやすいからなどと日焼け止めや下地のみで済ませてしまう人もいるようだが、「下地+リキッドファンデ+仕上げパウダー」が肌荒大気を防ぐポイントになるそうだ。

最終更新:7/6(木) 11:59
OurAge