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イチロー(ニッチロー')と 本田圭佑(じゅんいちダビッドソン) によるガチンコ対談

7/6(木) 11:12配信

GQ JAPAN

数々の名言を残してきたイチローと本田圭佑。2人が交わす会話を想像するだけで鳥肌が立つ。だったら、本当に向かい合わせてみようじゃないか。モノマネ界の異能の2人に本人が憑依?架空対談ではあるけれど、どこまでリアルに近づけたか

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■イチロー、本田の指導で 新境地のヒントをつかむ!

じゅんいちダビッドソン(J):まず驚いたんは、イチローさんが将棋のルールをまったく知らなかったということですね。そんな人、おるんやと思いました。

ニッチロー'(N):僕の歴史を振り返るとですね、常に笑われてきたんです。メジャーに行って首位打者を獲りたいと言った時も笑われた、でも結果として2度の首位打者を獲得した。だから笑われることは、むしろモチベーションになるんです。

J:将棋はあかんかったけど、ボールを蹴っていただいたらさすがやと思いました。

N:どのへんが?

注:このページはフィクションです!!

■注:このページはフィクションです!!

J:動いているボールの真ん中を叩く、という動きが研ぎ澄まされていました。

N:なるほど。僕がサッカーをやっていたら、どんな選手になっていたと思う?

J:まぁ、野球とサッカーで使う技術は違うにせよ、イチローさんは自分を上まで持っていくプロセスをご存じで、それを野球でやるかサッカーでやるかの違いだけなので、サッカーをやっていても成功したと思います。時間の使い方とか努力の大切さがわかっているので、スポーツ以外のビジネスでも大成なさったでしょうね。

N:僕はね、本田君に無回転のブレ球の蹴り方を教えてもらって、ちょっと開眼したんですよ。新しい境地が開けそうな気がする。

J:無回転が野球の役に立つんですか?

N:野球と無回転は無関係だと思うかもしれないけど、ほら、ナックルボールというのは無回転でしょ。メジャーにはナックルボーラーがたくさんいるんで、野球選手にとって無回転は意外と身近なんですよ。

J:で、無回転がどうしてイチローさんの新境地を開くんでしょう?

N:僕はね、無回転のボールを打って無回転のまま飛ばせるような気がするんだよ。

J:バットで打ったのに無回転なんですか?

N:そう。僕の歴史は、笑われてきた歴史。これを読んで笑っている人に、無回転を打つ姿を見せたいですね。

J:バットで打った球を無回転で飛ばせるようになったら、ほんまに大変なことですよ。

N:でしょ? たとえ野手の正面に打球が飛んでも、無回転ならまず捕られない。昔は振り子打法なんて言われたけれど、来シーズンは無回転打法を極めたいですね。

J:イチローさんの新境地開拓にお役に立てたのなら、ほんまに光栄です。でもサッカーの影響を受けすぎて、バックホームの時にボールを蹴らんといてくださいね。

N:どうかな、なんで蹴っちゃいけないのかな? 大事なことはアウトを取ることだから、僕は蹴ってもいいと思うんだよね。足も使えるぞ、という意味で、今日は僕の中ではひとつレベルが上がった気がします。本田君は、野球から何か学んだことはあるかな?

J:イチローさんのスライディングですね。キャッチャーを避けて、でもベースにはタッチするというのは、サッカーのボールを奪う動きに通じると思うんです。

N:僕はスライディングがうまいという自負があるからね。

J:イチローさんのスピードとスライディングの技術だったら、メッシからもボールを奪えると思います。

N:それは自分でも考えますね。一度、メッシ選手と対戦してみたい。本田君は、僕がサッカー選手だったとしたら、どんなポジションが向いていると思う?

■イチローが長友に宣戦布告!?

J:岡ちゃん(岡崎慎司選手)なんかは膝より低い位置のボールでもダイビングヘッドで決めるじゃないですか。あれって野球のヘッドスライディングに近い動きなので、やっぱりフォワードが向いていると思います。

N:でも、僕はヘッドスライディングをしないんだよね。

J:え? なんでですか?

N:アマチュアみたいでカッコ悪いでしょ。しかも駆け抜けたほうがヘッドスライディングより速いし、ケガのリスクも減りますから。

J:でも、サッカー選手だったとしたらやりますよね?

N:う~ん、どうかな。やっぱりやらないと思う。ケガをしたくないし、ケガをしたら試合に出られない、結局チームに迷惑をかける。

J:じゃあ、フォワードはダメですよね。

N:中盤あたりが向いてそうな気がするけど。

J:足が速いんで、サイドは向いていると思いますけどね。イチローさんはマーリンズでライトだから、つまり右サイドってことですよね。

N:どうかな、ホームから見たら右だけど、守備位置からチームを見ると一番左端にを守っているわけだから。

J:ほな、左サイドですね。

N:うん、いまの代表で左サイドって誰がやっているのかな?

J:(長友)佑都です。

N:正直に言うと、42歳にして世界の長友選手と勝負してみたいという気持ちはあります。

J:これはヤバいですね。「イチローが長友に宣戦布告」って新聞の一面になりますよ。

N:ところで本田君は、仮に野球選手だったらどこのポジションをやりたい? 僕はキャッチャーが向いていると思うけど。

J:キャッチャーですか。なぜです?

N:全体が見えて、的確な指示が出せる選手だと思うんだよね。次にピッチャーが投げるボールはこういうコースと球種だから守備位置をこう変えろ、という指示が出せる。

J:そうですね。僕は全部自分でやってしまうタイプなので、ピッチャーとしてボールを投げて、走ってホームまで行ってキャッチャーとしてボールを受けたいです。

N:どうかな、それは理論的にも現実的にも無理でしょ。

J:いや、気持ちが強ければできると思うんですよね。

N:気持ちでできることもあるし、できないこともある。

J:僕は強い気持ちでイメージを描けば、能力がそこに追いついてくると思っています。そうやって僕はやってきた。

N:それは確かにそうでしょうね。

J:ピッチャーとして投げて、ボールより速くキャッチャーの所まで行って受ける。それをできると自分に言い聞かせることで、成功に近づくと思うんです。できないと決めつけたらできない。僕はもともと、天才タイプじゃないんです。だけど目標のためなら頑張れるし、普通の人が嫌がるようなことでもできる。

N:確かにね、気持ちは大事。でも、できないんですよ、自分で投げて自分で捕るのは。

J:イチローさんだって、笑われてきたっておっしゃったじゃないですか。

N:言ったね、言いました。じゃあ、笑った僕を見返すようにがんばってほしいな。

J:正直、僕もできないと思いますよ。でもやれると思うことが大事なんです。

N:どうかな、僕はそこにムダな力は入れたくないというか。

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最終更新:7/6(木) 15:06
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