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勝つたびに歴史を変えるフェデラー、初戦突破の裏で達成した“2つの偉業”とは

7/6(木) 11:21配信

THE ANSWER

全英15年連続初戦突破、大会単独最多85勝&サービスエース通算1万本の金字塔

 テニス男子シングルス世界ランク5位のロジャー・フェデラー(スイス)が、ウィンブルドン1回戦で同84位のアレクサンドル・ドルゴポロフ(ウクライナ)と対戦。1-0で迎えた第2セットの3-0の時点でドルゴポロフが右足首の故障で棄権し、15年連続で初戦突破。この白星の裏では、ある“2つの偉業”を達成した。ATP公式サイトは「フェデラーがウィンブルドンで節目の1日を享受する」と報じている。

【動画】相手の逆を突き、35歳のレジェンドがついに…大会公式ツイッターが紹介したフェデラーの「サービスエース通算1万本達成」の瞬間

 第2セットの第4ゲーム、ドルゴポロフは痛めた右足首を引きずるようにネットへと歩み寄った。

「故障が理由で棄権になります」

 センターコートにアナウンスが鳴り響くと、わずか42分でフェデラーのプレーが見納めになってしまった観衆からどよめきが沸き起こった。初戦勝利の決まったフェデラーは、少し複雑な表情を浮かべながらドルゴポロフと握手を交わし、背中に手を回して負傷を労わった。

 勝利こそ思わぬ形となったが、フェデラーのテニスに隙はなかった。

 試合前の時点で元世界ランク1位ジミー・コナーズ(米国)の持つウィンブルドン通算84勝で並んでいたが、ドルゴポロフ戦の白星で85勝に伸ばし、歴代単独トップに浮上。さらに、この日はサーブも冴えわたり、エースを10本マークして、ATPが記録を開始した1991年以降では史上3人目となるサービスエース通算1万本に到達したという。

 大会公式ツイッターも通算1万本目のサービスエースの瞬間を動画付きで報じている。

全英14年間独占、フェデラーが語る“BIG4”の強さ「我々を打ち破ることは難しい」

 キャリアの長さを示すように、勝つたびに歴史を変えるフェデラーだが、ウィンブルドンでは2003年以降、世界ランク1位のアンディ・マレー(英国)、同2位のラファエル・ナダル(スペイン)、4位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)という“ビッグ4”で独占してきた。

 記事では、“ビッグ4”によるウィンブルドン統治の理由に関するフェデラーのコメントを紹介。「精神力、コンディション、不屈の闘志、そして、タレントによるものだと思う。それが一体になった我々4人の継続性を打ち破ることは難しいだろうね。もしも、僕たちの誰かを倒したとしても、次の選手を倒すことはできないかもしれない」と話したという。

 そして、心技体に加え、不屈の闘志も兼ね備えた名手4人の鉄壁ぶりをこう表現している。

「僕たちは全員プレースタイルが全く違う。僕たちのうち3人を切り抜けることは、究極的に難しいんだ。ランキングが僕たちよりも低ければ、大会を優勝するためには(ビッグ4のうち)誰かを倒さなければいけない。それは本当に大変なことだと思うよ」

  “ビッグ4”の牙城を崩そうとする次世代の選手たちに、自身の見解を述べたフェデラー。「芝の帝王」は心身ともに充実し、ウィンブルドンの優勝記録で単独トップとなる8度目の栄冠に向けて邁進する。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:7/6(木) 11:36
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