ここから本文です

創刊15年を迎える『BikeJIN』初代編集長が語る、『培倶人』だった頃の懐かしエピソード

7/6(木) 21:30配信

エイ出版社

バイクライフマガジン『BikeJIN』は創刊15年を迎えます!

今年で創刊15年を迎えるバイクライフマガジン『BikeJIN』。15年前のバイクのイメージは、まだまだ若者の乗り物で、ともすれば「あぶない」「うるさい」と世間では思われていたかもしれません。そんな時代に、大人が楽しめる趣味として「バイクツーリング+ライフスタイル」をテーマにした『BikeJIN(創刊時の名称:培倶人)』はスタートしました。

創刊したての雑誌というものは、あらゆることが混沌としているもので、創刊3号目から6年間編集長を務めた埜邑(のむら)も日々迷いながら、現在の『BikeJIN』の礎を築き上げました。創刊号、2号は編集長不在で、3号目に初代編集長に就任した埜邑には、当時部下であり、ちょっとだけ先輩になる編集スタッフが2人いました。雑誌に限らず何かを立ち上げた時のメンバーは、戦友のようなものであり、ぶつかり合いながらも、特別な絆が生まれていくものです。

15年の節目を迎えるにあたって、今となっては彼らとの微笑ましいやり取り、そしてそれが今でも変わらない『BikeJIN』らしさを作り出した、そんなエピソードをご紹介しましょう。

裸のオトコはやめよう!

『培倶人』の編集長に就任する前は本格的正統派(?)バイク誌の編集長だった埜邑にとって、どうしても理解できなかったのが、「日本一を探す旅」というツーリング企画のビジュアル。

「『日本一』と書いたタオルで前を隠しただけのオトコがポーズを決めているシーンのメイン写真は、どうしても解せませんでした。メインキャストのマヒトさんと何度も何度もこの裸写真の意味(意義)、そして趣旨について議論をしましたが、常に話は平行線で『裸はやめましょう』『やめません』の堂々巡り……」

ある日ついに「『日本一を探す旅』の裸写真は取りやめる。あるいは『日本一』自体の連載を中止する」と編集スタッフに告げます。すると、編集スタッフからものすごい反発が。「この連載はこの本の生命線、なくなると『培倶人』自体の意味もなくなる」とスタッフたちは涙ながらに訴えました。

「そこまであの連載が大事なのかと、納得がいかないけれど日々の業務の円滑な進行を優先して泣く泣く決断を取り下げることにしました。ところが、形を変えて14年経った今でもマヒトさんの連載は続いています。もしあそこで中止していたらと思うと背筋がゾッとします」。今では雑誌の企画はもちろん、主催するイベントのMCなど、『BikeJIN』にとってなくてはならない存在であるマヒトさん。当時泣きながら反対した編集スタッフの慧眼に、深く感謝していているそうです。

1/2ページ

最終更新:7/6(木) 21:30
エイ出版社