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高校野球の名コーチ・小倉元部長に聞く「夏の神奈川大会はこうなる」

7/6(木) 11:30配信

webスポルティーバ

 今年も“熱い夏“がやってきた──。全国の高校球児たちが甲子園を目指して熱戦を繰り広げる都道府県大会が各地で始まっている。なかでも189チームが参加する神奈川県大会は、大阪府と並んで全国でも屈指の激戦区として知られている。

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 強豪校も数多い神奈川県を勝ち抜くのはどこになるのか。コーチ、野球部長として長年にわたり横浜高校を指導し、甲子園の強豪に育て上げた小倉清一郎氏に、“神奈川をもっともよく知る男“としての見立てを聞いてみた。

* * *

──7月8日に、高校野球の神奈川県大会が開幕します。2014年まで横浜高校のコーチ、部長として、ずっと神奈川で戦い続けた小倉さんは、今年はどこが優勝すると予想しますか。

小倉 単刀直入に言うと、優勝するのは、横浜か東海大相模のどっちかです。その確率は、横浜40%、東海大相模40%ずつか、横浜45%、東海大相模45%といったところ。それ以外の高校が勝ち上がる可能性は低い。慶應のエースの故障が治れば、慶應の可能性が10%くらい出てくるかもしれません。

 東海大相模の秋田稜吾(3年)というエースはフォークみたいに落ちる縦スラを投げるんですが、9回まで握力が持つかどうか。横浜は左(板川佳矢・2年)と右(塩原陸・3年)がいて、外野手の万波中正(2年)をピッチャーで使っているけど、それを続けていかないと相手にとって対策が立てやすくなる。

 チームとして一番いいのは、左と右とアンダースローと3枚そろっていることなんです。対戦相手は3人の異なるタイプのピッチャーに対する練習をしないといけないですから。実際には、そこまで駒がそろうことはなかなかないけどね。

 そういう意味では、東海大相模は秋田のほかに沖縄出身の左ピッチャー、安里海(3年)がいます。ほかに横手投げのピッチャーもいて、バラエティに富んでいますね。

――小倉さんは180を超えるチームが参加するマンモス大会の神奈川県大会を戦うとき、投手起用について何か決めごとはありましたか?

小倉 いまではプロ野球の投手は分業制になり、投球イニングや球数を計算していますが、高校野球もそうです。準決勝までは、エースに18イニング以上は投げさせたくない。準決勝と決勝で連投になれば、そこで18イニングを投げることになりますからね。

 そもそも、県大会を通じてエースが投げるイニングは合計36回以内に抑えたいと考えていました。そうしないと、甲子園に行ってからエースがバテちゃうんですね。2004年夏の涌井秀章(千葉ロッテマリーンズ)がそうでした。その点、準決勝までのエースの登板を18イニングまでに抑えられれば、準決勝と決勝を思い切って戦えます。さらに、甲子園に勝つためにもそれが一番いい方法なのです。

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