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テロに屈することなく盛り上がりを見せた食の祭典『ロンドン・フード・マンス』

7/6(木) 11:31配信

@DIME

 この6月、ロンドンでは食イベントが目白押し。ここ数ヶ月、テロ事件が続いているロンドンだが、その影響を感じさせない賑わいとなっている。

 そもそも、ロンドンっ子はお日様が大好き。曇り空がデフォルトな日差しの乏しい地なればこそか、少しでも日が差すと多少肌寒くともノースリーブなど露出の多い服装、気温が上がれば公園には水着姿で日光浴する人まで現れる。

 そんなロンドンっ子の特質(?)から大盛況となったのが3日土曜開催のカーナビー・ストリート・イート。文字通り、カーナビー・ストリートで食べるイベントだ。

 カーナビー・ストリートは、若者向けのエッジーなショップが立ち並ぶ通りとして知られる。ロンドンのランドマークの1つでもある老舗デパート、リバティーの裏に位置し、普段から人通りが多い。

 そのストリートを貫き、長々とテーブルが置かれた。鈴なりのテーブルで皆が食べているのは、近隣加盟数十店からのハンバーガー、ピザ、ラーメンなど様々。

 晴天となった当日は楽団やレトロな衣装に身を包んだダンスチームも登場し、ロンドンのショッピング通りがひとときのバカンス地に早変わりした。

 3日正午から6時までの6時間限定でお天気にも恵まれ、ピンポイントで大盛況となった形のカーナビー・ストリート・イートの一方、6月を通した長丁場で開催されるのがロンドン・フード・マンス。駅などで配布される無料夕刊紙、ロンドン・イブニング・スタンダード紙主催の多種多様な食の祭典だ。

 まず、先頭を切って開催されたのが巨大ショッピング・モール、ウェストフィールド・ロンドンにストリート・フードのバンが並ぶザ・フード・トラック・フェスティバル。カーナビー・ストリート・イートの翌日となる日曜4日に行ってみた。

 ご存知のように3日夜にはバラ・マーケットとロンドン橋で車と刃物により7人の死者が出たテロ事件が起こった。単独犯が車で暴走後、刃物を振るい5人の死者を出した3月のビッグ・ベンでの事件を、複数犯が模倣したような事件だ。

 買い物客でごった返すマーケットで事件が起こった翌日のショッピング・モール、買い物する人などなく閑古鳥が鳴いているかとも予想したがそんなことはなかった。前日とは違って時おり冷たい雨がぱらつくあいにくのお天気にしては上々の人出。

 バンが並んでいたのは屋内のホールで、真ん中に料理のデモンストレーションなどが行われる場が設けられ、周りに5台のバンが配してある。モダンレバノン料理からアイスクリームまであるバンには買い物の合間に空腹を満たそうという人が訪れていた。

 ロンドン・フード・マンスはこのウェストフィールド・ロンドン後、ケンジントン・ガーデン脇でのナイト・マーケットや、各加盟レストランで特別メニューが用意されるなど幅広く開催される。食の流行として定着した感のあるストリートフード以外にも、食の伝統、また前線に触れよう、食べに出ようというイベントになっている。

 19日にはフィンスベリー・パークでまたも車両が通行者めがけて暴走する事件が起こったが、相次ぐテロが食イベント含め夏イベントへの出足を妨げることはなさそうだ。イギリス最大の野外ロック・フェスティバル、グラストンベリー・フェスティバルも、ロンドン及びマンチェスターでのテロ、またロンドンのグレンフェル・タワー火災被害者に黙とうの時間をとりつつ、例年通りの盛り上がりのうちに無事終了した。

文/山口ゆかり

@DIME編集部

最終更新:7/6(木) 11:31
@DIME

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